エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

エレファントカシマシ 2012年6月24日 Zepp Sendai


記事の日付はネタバレ防止のためにいじってます。タイトルの通り2012年6月24日付ライブです。


さすが東北仙台肌寒い。ジャケット持ってって正解でした。


始まる前、観客席がやたら静か(これは僕の周辺だけかもしれません)。
ステージにはサポートギター用のギターと、ドラムの横には中国式の「銅鑼」、キーボードも。


18:08開演。宮本白シャツ。トミも元気に。石君長髪。サポートギターのフジイケンジさんも登場の五人体制。キーボードには誰も居ず。


「1,2,3」をギターで小さく掻き鳴らす。『孤独な心に・・・』
M1 大地のシンフォニー
宮本一人を集中的に目立たせるかのようにステージ後ろから白昼灯色のスポットライトが照らしている。
歌い方が丁寧!ドラムもリズミカル。トミが元気にドラム叩いてるだけでホッとしてしまう。
曲中の『主役を』のアクセントを変えて歌っていました。『主役↑の↑』を『主役↓の↓』と言ったように、語尾を落とす感覚。



宮本、ギターをアコギに。演奏前に「フゥー・・・」
M2 moonlight magic
こちらは個人的には意外な選曲、前曲に引き続いてお世辞ではなくトミのドラムがリズミカル。
また照明も前曲のステージ後方から、メンバーそれぞれ真上からのスポットライトに変わり、文字通り「月が照らしている」状態。
『ムーンライトマジック』部分では宮本声にエコー被せ。
『いつか懶惰な生活に』からライトが宮本のみに切り替わり、さながらプチソロ曲。


ギターをエレキに戻し、トミに何らかのアイコンタクト。
トミがイントロのドラムをぶっ叩く。
M3 おはよう こんにちは
イントロ部分で宮本『もう一丁!』。
ロン毛で登場した石くんが大暴れ。『ちらりと時計をのぞいたら』で文字通りちらりと覗く仕草。
『ブイ!ブイ!ブーーイ!』で宮本絶叫。
ラストでトミのドラムスティックが折れて吹き飛んだのが見える。


前曲のアウトロからほぼ間隔空けずに激しいギターイントロ。
M4 東京からまんまで宇宙
『オマエを貫く』で観客指差し。オマエだよ、そこのオマエ!
CDよりはハイテンポで通常より1.3倍速ぐらいに速く聞こえる。それがまた心地いい。
『心はそうグルグル地平線』でステージのライトがフラッシュ状にピカピカっと。
その後に客席へのライトがフラッシュ状にピカピカ。この曲のライトの演出が大好きだ。
激烈な演奏に意味不明な歌詞、フラッシュライトが相まってさらなるハイテンション状態。
『仙台から真っ直ぐ宇宙へ』的なアドリブを期待するもそれは無し。
アウトロは五人一気呵成で。ガシッと締まった終わり方。ライブでのこの曲は間違えなく映えます!大好きだ。


「1,2,3」と小さく声カウント。前曲からガクッと丁寧に。
M5 約束
聞きながら「MASTERPIECEと同じ曲順だなあ」と気付く。
途中から「明日への記憶」のステージを見るかのような上品かつ重厚なステージ雰囲気。とにかく丁寧な歌い方。


宮本のギターイントロ。
M6 ココロをノックしてくれ
こちらもアルバムと同じ曲順。
ギターを演奏中の宮本のシルエットが去年のツアーでの「旅」の演奏のそれを見ているかのよう。
『心ノックするだけ』でライトが一気にブルーに。これは格好いい。
コーラスなし。僕は心の中でセルフコーラスしてましたけど(笑)。
『時間がないんだ 俺には』で『俺には!俺には!俺には!』でがなり立て宮本。
間奏部分でフジケンさんを指差しながら謎の「先生!」(ギターの先生の意か?)。
(追記・今考えると「ケンジー」と言ってたのかもしれません)。
後半部分はブルーとオレンジのライトがタイミング良くリズミカルに。
ラストに『仙台エブリバディ!』と宮本。


宮本またもやアコギに。「1,2,3,4」と声カウント。
M7 Darling
まるでゆったりとした峠道をドライブするかのように、音程とテンションが上がったり下がったり。
間奏のストリングス部分は勿論ないので、五人が丁寧に演奏して、その代役をしてるかのよう。
ラスト部分の『似合いの二人』からはまるで宮本弾き語り状態。


まるで「歴史前夜」のような骨太のギターイントロがしばらく。
その後「真冬のロマンチック」のイントロのような演奏開始。その時点で観客席も「真冬〜」を期待した歓声。
蒸し暑い初夏にやるんだ、いやこの季節だから逆に良いのかも、云々と思って聞いてると…。
M8 穴があったら入いりたい
とにかく弾けてる楽しい歌!ライトも赤、青、白が混ざって華やかに。
宮本暴れだし、成ちゃんの帽子を取るわ、無人のキーボード席に向かって適当に弾き出したりする。
こちらも『東京からまんまで宇宙』ぐらいにCD比較で1.3倍速ぐらいに聞こえる。それがまた心地いい。
台詞部分に注目して聞いてると『たまの日曜に彼女ない』確かに宮本言った!さらに『ご同輩』を何度も連呼。
その後のタイミングで『たまの日曜に彼氏ない』『穴があったら入れたい』。オトコミヤモトヒロジ46歳、確かにそう言いました。
ラストに宮本『何でもいいから行けよSunday!仙台!』。とにかくハッピーでリズミカル。こちらも大好きだ。


打ち込みでのイントロスタート。
M9 眠れない夜
ドラム横の銅鑼はこのためにあったんだ、と気がつく。
照明も含めてなんとなく「アングラハイテンション」てな空気が漂う。激烈、宮本は台詞を連呼しまくる。
『難しいけれど真正面からなら正論でも・・・』(聞き取れず)。
『変な知恵つけてるあいつら相手にしてても』部分でトミがきっちり銅鑼をドーンと叩く。
『眠れない夜 涙の影 女なのさ』前曲の余韻もあり、リアリティ。
『俺は時々戦う前から勝負を避けて奴らに勝利をもたらす!』部分絶叫。さらにその部分をもう一回絶叫してました。


石くんに軽く合図。
M10 ゴクロウサン
『石くん行け!』で石くんステージ前面に。長髪をなびかせながら激烈ギター。


例のボロボロ男椅子から変わって新しいパイプ椅子登場、丹下さんのツイート通りに新品になってます。
M11 珍奇男
『椅子が高いの』と宮本。相変わらずの背もたれ部分に座り、本来の椅子の部分に足を置く「宮本座り」。
途中で成ちゃんになんらかの合図。横では石くんとフジケンさんの軽いセッション。
『高緑!』でベースソロ、M8時点で宮本帽子を取っちゃったため成ちゃんロマンスグレー。
その後にトミのソロドラム、フジイケンジさんのソロギター、石くんのソロギターはなかったと思います。


メンバー紹介。『相棒石君』『日本を代表するギタリスト、フジイケンジ』。
今日は宮本もちゃんと自分を忘れずに『総合司会の宮本です!』


囁くように『ワントゥースリーフォー』と声カウント。
M12 ワインディングロード
『通り過ぎる風』でタイミング良くライトがブルーに。
エレカシのライブは新春以来なのですが、この曲はかなり歌い慣れた印象。なんというか良い意味で手の内に入れてるイメージ。
ギターの音色いいなと思って見てみると、メインのギター(アコギ)を担っているのはフジイケンジさん。
『己を晒して行こうか!』部分でお客さんに『ゴー!』と煽る宮本。ラストも『ゴー!ゴー!ゴー!』と絶叫。


『じゃ弾き語りの曲』と宮本。お客さん大歓声。
M13 七色の虹の橋
ピンク色のライトがスポット状に宮本を照らす。完全にソロ弾き語り状態。
聞き入ってしまったため、曲中の記憶なし・・・。
ラストの『七色の虹の橋』の声が非常に伸びやか。つま弾くギターの音も会場全体に響き渡る。


ライトが反転するように真っ赤に。会場全体が暗黒状態に突入したかのよう。
M14 世界伝統のマスター馬鹿
『ボケナスオメエだ!』で絶叫の宮本。ギター部分で石君ソロギター、暴れる。
『金輪際人生』で小気味良いくらいタイミング良く照明切り替わる。
ラスト、機材がハウリング起こし、ちょっと締まらなかったか。


『じゃ弾き語りの曲、じゃなかったピアノの曲』
M15 飛べない俺
無人だったキーボード席に宮本が座り、鍵盤弾き出す。話には聞いていたけれど斬新かつ不気味な光景。
宮本は鍵盤を見ながらの演奏なのでややぎこちないか。途中間違えやタイミング外しなども。
最後に観客に『あぇるぅす』(ありがとうの短縮形)。


M16 我が祈り
最初は静かに『心のポケットにしまった秘密シークレット・・・』
そして『我が祈り! 我が恋!』で一気にアップテンポ。
ライトが強烈。今日(恐らく)初めてのグリーンライト。そして素早すぎるフラッシュライト。
眩しすぎて、また点滅が激しすぎてステージを直視できない状態。メンバーの動きもコマ送りに見える。
『二人は静かに眠りにつくでしょう』・・・『オー!マイ!ライフ!』緩急が凄い、前半静かに後半絶叫。
会場全体が宮本の叫びと演奏とライトで異空間に。
『我が道 我が夢 我が恋人!』まばゆい照明とお客さんの手の間にかすかに宮本浩次を見る。
絶叫のあとに曲終わり、一瞬の静寂。そして大歓声。宮本は『じゃ!』とステージを後に。19:35。


19:38 メンバーとフジケンさん登場。宮本白シャツ。


en(1)1 俺たちの明日
もしかしたら本編よりもアンコールの方が声が出てるんじゃないかと思うくらいの「声の通りの良さ」。
声も出てて、演奏自体も全くぶれずに、そして定番の名曲なので「ザ・王道」という言葉が頭に浮かびました。
この曲をメインで弾いてたのはフジケンさん。宮本の手はあまり動かず。
ラストに『ウーイェー!俺たちの明日!』と宮本が締める。


en(1)2 悲しみの果て
こちらも声も音も選曲自体も「ザ・王道」。


宮本「1,2,3」と小さく声カウント。
en(1)3 桜の花、舞い上がる道を
ライトが見事に桜色、ピンク色に染め上げる。こちらも声、音ともブレず。
CDに比べるとほんっとに少しだけスローテンポか。ラスト部分で『もう一丁!』と宮本。


『ドンドンドン』と宮本が足でカウントを取る。
en(1)4 ガストロンジャー
激しい照明。それに連動するように宮本の動きも尋常じゃない激しさ。
間奏部分では無人のキーボード席に行き、即興で適当に叩きまくる。適当なはずなのに結構美しいメロディ。
ミニジャンプしたりメンバー煽ったりと相当なハイテンションのままラストへ。


石君に小さく合図。石君がそれに応えるように気合いのイントロギター。
en(1)5 ファイティングマン
宮本はフリーマイクとなり、会場を動き回り、ミニジャンプ、ミニ煽りの繰り返し。
こうなるといつものようにマイクのコードが絡まるのですが、丹下さんがそれを見越したかのように素早い対処。
ステージ動き回り、途中ではドラムの横の銅鑼をドーンと叩く。とにかくハイテンション。


『サンキュー仙台!ならせ!サンキュー!』と宮本、メンバー退場。20:00。


ダブルアンコールを期待するも、その余地は無いですよと言わんばかりにすぐ客電付き、退場を促すSE。


アンコール部分、声と音は全く問題なく、安定しすぎたのですが、個人的には選曲が王道すぎて
もうちょっとマニアックな曲が聴きたかった。
またMCも殆ど無く、まるで20時に終わらせないといけないかのよう(実際の所は分かりません)。


宮本若しくはバンドのテンション的には凄く高く、演奏間違い、歌詞間違いも殆ど無かったと思います。
新曲群も「肉体的に何度もリハ繰り返したぞ」てな一体感が伝わってきました。



お世話になったZepp Sendaiも7月1日をもって営業終了。
「東北を代表するライブハウス」として色々楽しませて貰いました。


個人的に印象に残ってるのは、2010年12月12日のライブでの「彼女は買い物の帰り道」
今思い出してもその瞬間の空気感や雰囲気が蘇るほどの温かさでした。


サンキューエレファントカシマシ、今までありがとうZepp Sendai



エレファントカシマシ 2012年6月24日 Zepp Sendaiセットリスト 
M1 大地のシンフォニー
M2 moonlight magic
M3 おはよう こんにちは
M4 東京からまんまで宇宙
M5 約束
M6 ココロをノックしてくれ
M7 Darling
M8 穴があったら入いりたい
M9 眠れない夜
M10 ゴクロウサン
M11 珍奇男
M12 ワインディングロード
M13 七色の虹の橋
M14 世界伝統のマスター馬鹿
M15 飛べない俺
M16 我が祈り


en(1)1 俺たちの明日
en(1)2 悲しみの果て
en(1)3 桜の花、舞い上がる道を
en(1)4 ガストロンジャー
en(1)5 ファイティングマン