エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシのファンブログ

己はなかなか晒けだせない

新曲発売まで一ヶ月を切ってますが、まだ「ワインディングロード」について。
(ちなみに「大地のシンフォニー」はあれだけ自分で書いておきながら、パソコンフリーズしちゃってて録音出来ず(笑)、全く聞いてないです。
 「約束」は歌詞起こしのために三回ぐらい聞いただけで、あとはフルで聞けるまで我慢してます)。


『今ここから明日へ続く道 手にした一切合切が 移ろい行く定めならば 己をさらして行こう ゴー』

僕だけかもしれないんですが、己って全然さらけ出せないんですよ。本当に晒け出せない。


例えば初対面の誰かと会ってて、話してると「本当はこう思ってるんだけど、これ言ったら引かれるんじゃないか」
「俺はこう思うんだけど、相手は違う意見のようだ。俺の意見を言うと気分を害するかもしれない」云々。
根っからの人見知りも合い混ざって、初対面の人と話してると、終わった後クタクタになるほど疲れてしまう。
(勿論時と場合によっては正直に物言いすることもあるんですが)。


「これ言えば相手がよく思ってくれるかもしれない」とか思って、適当に相手に合わせて、仮面の自分を演じて
仮に数字に置き換えるならば「60点」ぐらいの「平均点越え」の自分を演じて演じて、それでヘトヘトになる。


それで別れた後に「これじゃダメだ」と。
毎回毎回こんな演技して60点の自分を出しても疲れるだけだし、何より本当の人間関係、信頼関係を築くためには
60点じゃダメなんですよね、例えその場はなあなあで適当に仲良くなれたとしても、本当に深く、例えば男女関係やら
友達関係、その他人間関係を成立させるためには丸々全部、いや例え全部じゃなくても9割ぐらいはちゃんと晒さないと
本当にわかり合えないし、繰り返しになりますが疲れるだけで、消耗戦の人間関係になってしまう。


仮に相手の人も「6割の己」を晒けだしたとしたら、60×60=36%(掛け算で計算出来るのかという謎もありますが)。
36%の人間関係ってどうよ、ならばお互い9割の己を晒け出せれば90×90=82%の人間関係。それくらいは築きたい。


ただ本当に己は晒け出せない
「これ言うと引かれる」「本当の自分を出すのが怖くてしょうがない」の繰り返し。ココロはそうグルグル(地平線ならぬ)空回り。


そしてワインディングロード。この歌詞を読んでると、もしや宮本浩次も己をさらけ出せてないのだろうか。


6年前のアルバム「町を見下ろす丘」の一発目「地元のダンナ」、そしてラストの「何故だか、俺は祷っていた。」で宮本は二度も
こういうフレーズを使っていて、当時結構驚いたんです。

『素直に、素直に生きられりゃ、どんなにいいだらう?』 地元のダンナ

『素直に今を生きられりゃ、どんなに、どんなにいいだらう。 素直に生きてゆけりゃ。』 何故だか、俺は祷っていた。

ハタから見てるとあれだけ好き勝手に言って表現してそうな宮本浩次でさえも素直に生きられなくて、こう思っていたのか・・・。
また当時のライブでもインタビューでも『素直に、ひねらずに生きたいですね』とはよく言っている。


それから六年、表現は違えど、まだ宮本は素直には生きられずに、己を晒して行こうと言っている。
前に「ワインディングロードはリスクと勝利について語ってるんじゃないか」と書いたんですが、そう考えると
「目の前の相手に引かれる」というリスクはあるけれども、勇気を出して己を晒せば、もしかしたら相手によっては
さらに深くわかり合える、また自分も己を晒け出せば相手も晒け出してくれて、本当に大切な人間関係が出来るんじゃないか。


人生において本当に「己を晒しあえる」人と出会えるってのは本当に幸せだと思うんですよ。
もうそういう人の人数分だけ掛け算的に幸せになれるんじゃ無いかと思えるくらいに。何事にも代えがたい財産。


かと言って会う人会う人に己の自分を全部晒すわけには、物理的にも精神的にも難しい、出来ない。
だけども世の中諸行無常、何事も『移ろい行く定め』。いつどうなるか分からない、いつか己を晒そうと思っても
極端な話明日にだって己を晒け出せなくなるかもしれない。もうその人と会えなくなる可能性もあるし
どちらかが亡くなってしまう可能性だって決してゼロではない。


己を晒すのは時に疲れてヘトヘトになって傷つくかもしれないけれど、それで分かり合える人に出会えたら、そのリターンは滅茶苦茶に大きいはず。
ならば少しでも己をさらけ出して、そして晒し出す旅に出ようじゃないいかと、また出かけようじゃないかと思ってます。


『己をさらして行こう ゴー!』



最近バカみたいに真面目な記事ばっかり書いてますね、どうしたんでしょうか俺は。こんな人じゃなかったはずだ。



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