エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

サ店の男

昔はコーヒーと名のつく黒い飲み物が苦手で、喫茶店なんかにはあんまり行かなかったのですが
最近は「コーヒーも味わってみると色々あって美味しいな」とか思いながら時折喫茶店に行ったりします。


茶店というのは独特な緊張感があり(緊張感を感じてるのは俺だけかもしれませんが)、居酒屋でお酒を酌み交わしながら
人と話すのとも、昼や夜ご飯を食べながら人と話すのともまた違った「日中に飲み物を目の前にしながら人と話す」という
今まで割と味わったことの無い感覚があって結構面白いんです。


そして喫茶店に行ってコーヒーを飲みながら思い浮かぶのが宮本浩次。この人の「サ店好き」はただ者ではない。


中学生時代には赤羽の地元の商店街の喫茶店に石君含む友達と行き、エレファントカシマシ結成後も喫茶店でヒマを潰し
「東京の空」セルフライナーノーツもサ店で書き、エピックから契約切られた後もメンバーとはサ店で打ち合わせをし
「good morning」の広告檄文も都内のサ店で書き・・・(書いてたらキリが無くなってきました)。
去年のツアーのMCでも盛んに「さっき石君とサ店行ったら」云々話してました。
昔の記録やインタビューを見てても逆に「サ店が出てこない時期」がないぐらい行ってる。


歌詞にも喫茶店をイメージさせるフレーズは沢山出てきます。

「ロック屋(五月雨東京)」
アスファルト濡れてきて喫茶店で俺は雨宿り 布張りの椅子にもたれつつ浮かれ気分で考えた』

もうそのまんま、歌詞が浮かんだ状況が剥き出しで書かれていて、五月になって雨が降る度にこの曲が頭に浮かびます。


どのくらい行ってるんだろうと思って、仮に年間100回で、15歳の時にサ店デビューしたと仮定してみると・・・。
「100回×30年=3000回」。あれ、こんなもんか(どのぐらい行ってるイメージだったんだ)。
一万回ぐらい行ってるイメージだったんですが、一万回行くとなると年間300回行かなければならないんですね(笑)。
でもほぼ毎日のペースで、毎日行かないとしても、行くときは一日複数回行ったとすれば達成可能な数字ではありそうです。


サ店でコーヒーを飲みながらタバコを燻らせて、頭の中でイメージしてメロディを、または歌詞を作った曲はどれくらいになるんだろう。
そんなこと考えてると、サ店(とスタジオと自宅と散歩道と電車や車での移動時間)というのはエレカシの基礎イメージの場所なのかもしれないです。


最近は(宮本が嘆いてしまうほど)禁煙のサ店が増えてきましたが、コーヒー飲んでタバコを吸いつつ、これからもいい曲作って貰いたい。
そして今度のツアーでも場所場所のサ店に行って、場所場所のライブでのMCで「サ店」トークを繰り広げて欲しいです。


そういや今回のツアーではYouTubeでのダイジェストあるんでしょうか、あれは出来ればずっとやって欲しいです。


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