エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシのファンブログ

「面影さざめく」

最近は寝る前によく「面影」を聞いてます。
男の純な気持ちが一曲に凝縮されていて、今更ながらに「いい!」と改めて聞いています。
宮本浩次の繊細な、リリカルでロマンチストな部分が良く出てると思います。

「雨上がりの 寝静まった 真夜中の街を 海の方へ・・・」

(歌詞では表現出来ないんですが、節の前の「んん・・・」というヴォーカルがかなり秀逸)。
出だしのこの部分はその光景がイメージ出来るというか、雨上がりの東京の都心から宮本が車を出して
真夜中をフラフラと海の方へ向かう光景(まんまですけど)が、静かな、そして感情こもった声から
「ああ、こういう光景が宮本の頭の中に浮かんだんじゃ無いかな」という『絵』が自然と頭の中に浮かんできて
しんみりと心に染みいって、自然と寝る前に聞きたくなる曲なのかもしれません。

「陽はまた昇る 俺たちの上に 浮かぶ面影 あなたが笑う あの夏の日と同じ 面影さざめく」

いつかのライブで「面影」をやる前に宮本が「面影さざめくって・・・」と言っていたような記憶があったのですが
自分のブログというのもたまには便利なもので、過去ログ検索してみたらありました。
(しかしいくら五年前の頃の自分とは言え全体的に行動や文章のテンションが高い・・・、元気だったんだなあ)。


2007年9月29日 エレファントカシマシ SHIBUYA-AX
時期的にユニバーサルミュージックに移籍して、でもまだ「俺たちの明日」が出る直前のはずです。

曲前に「面影さざめくとは我ながらよく言ったもので」。

まず韻がいいですよね。「面影さざめく」って。思わず平仮名で「おもかげさざめく」と書いて音読したくなる。
まるで昔の文豪や詩人が書き連ねたフレーズのようで、どっこいそれが現代の平成の世に美しいメロディに乗っかっていて。
今更五年前のライブのMCを持ち出すのもなんですが、猛烈に自画自賛しちゃっていい名フレーズだと思います。

「今より遠くへ俺は行くのさ きっとあなたを連れて」

「ガストロンジャー」や「俺たちの明日」のような激烈な「男ロックナンバー」ではないですけれど
もう一面の男(宮本)の純粋すぎる気持ち、アウトプットとしては正反対ですが実はメビウスの輪のように
繋がっているであろう複雑な男心が小林武史Pによって紡がれている、かなりな名曲だと思います。


またアウトロが静かに終わるのに、次の「暑中見舞-憂鬱な午後-」のイントロが「和風ロック」(C)宮本浩次
テンション高い始まりで、そのギャップに毎回驚かされて、そしてそれが心地いい。


曲のイメージとしては恐らく夏でしょうが、逆に街が凍えるくらいの真冬に聞いてみる「面影」、そして「ライフ」、如何でしょうか。


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