エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

ボスは「大将」、ETCは「関所」と呼ぶとしよう

飲んだくれて電器屋さんをぶらついていると、Wiiドラクエが置いてあり、それを見ていると自動的に宮本浩次を思い出すんです。

日本テレビ系「ハッピーMusic」、11月26日放送分。


エレカシ宮本、ハピものを紹介」。アーティストがその時に気に入っているモノを紹介するようなコーナー。
昨年5月15日放送分では「携帯電話」(急須とか石君(笑)を撮影して蔦谷さんに送っていると当時取材で言っていた)。
同じく昨年11月20日には「デジカメ」(中身は埼玉古墳群)、先生「古墳を見ると興奮する・・・」。
ベッキーさん「今のはダジャレ?」宮本「・・・」。さらには「急須」を取り出す宮本。その後きき茶対決してました。


なんだかデジタル人間として進化してるんだかしてないんだか分からない先生。今回は何を取り出すか?


宮本「趣味が沢山あって、好きなモノは沢山あるんだけど・・・」。
先生まさに上のWiiドラクエを取り出す。
「今一番大事に・・・、見えますか?ドラゴンクエストっていうんですけど、若いときにずいぶんやりまして。
これ復刻されたんですね、最近。知ってる人は知ってるんですけど、ドラクエって言う・・・」
いや先生ドラクエはみんな知ってますって(笑)。
「なんかレコーディングとかですね、疲れてるときにゲーム、いいんですよ。疲れてるときに」
これは気持ち分かるというか、対人だったり対仕事で疲れると、一人で籠もってゲームなりドライブをやりたくなります。


僕がエレカシのファンになったきっかけである「DEAD OR ALIVE」ではその心境が頻繁に出ていて、やはり名歌詞揃い。
『仕事から帰って バカに緻密なコンピューターゲームを 俺は夜なべして 冬の夜 終わらせちまった』 DEAD OR ALIVE
『陽気なる逃亡者たる君へ言う 疲れた時には孤独になれ 感じるべきなんだ ココロの奥の真実の声を
 それがメッセージ』 クレッシェンド・デミネンド〜陽気なる逃亡者たる君へ〜
沸き上がるほどに情熱的だけれど人何倍も繊細で人見知りであろう宮本が、それらにぶち当たったとき、孤独になって
ドラクエだったり本だったり散歩だったり、一人の世界に入ってく様子が当時の歌詞にリアルに投影されていて面白い。


・・・そんなことを瞬間的に考えていて、また「ドラクエ話」の続きを見ていると。
「悔しくって(敵の)大将が凄い強くてですね、今もやってそのまま持ってきたんですけど、負け続けちゃって
 大将が強いんですよ!大将に挑むという主人公に自分を投影して・・・」。
先生きょうび「大将」って。それを普通いうならボスとかラスボスとかでしょうが!
将棋が好きなせいもあるんでしょうけど(あれは「王将」ですけど)、この平成の御代にドラクエで「大将」という言葉を
使う男が目の前に現れるとはなあ。
こないだも高速道路のETCレーンを「関所」と例えてましたね(笑)。どんだけアナログなんだ先生。


「11月の16日にですね、ワインディングロードという曲を歌いますんで、是非聞いて下さい。それでは、エレファントカシマシでした」
(スタッフ)「ちなみにどんな曲ですか?」
「(髪をかきむしりながら)あの〜、(何故か石君に)どういう曲ですか?まあ弾き語りといいながらギター全然弾いてないんですが
 まあ非常に男っぽい、のびのびと力強く仕上がってる自信の曲です」。


「携帯電話」「デジカメ」「Wiiドラクエ」と一見デジタルなモノを取り出しつつも、使い方はかなりアナログ。
(携帯では石君や急須を撮影し、デジカメでは古墳を撮影し、ドラクエでは「大将」発言)。さらにはETCを「関所」呼ばわり。


ぱっと見デジタルでも、中身はアナログすぎる男、宮本浩次はまだまだ健在のようです。


ですが実はエレカシはデジタル(ネット)と意外に親和性があるんじゃないかという話に続きます、多分。






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