エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシのファンブログ

昔見たヒーローを宮本浩次に重ね合わせているのかもしれない

今日はまた一段と痛い記事書きます。


この間の日比谷野音、ラストが近づくにつれ疲れを増し、フラフラになりながら
マイクスタンドに寄りかかり、「今宵の月のように」を歌い、ラストは大ジャンプを
決めた宮本浩次を見ていた。その光景を思い浮かべながら、野音の帰り道に一人考えていた。


僕は小さい頃に憧れたヒーロー像を宮本浩次に重ねているのかもしれない。


子供の時に憧れるヒーローって、まあ強いのは当然だけれど、格好良くて、熱血漢で、自分の信念は曲げない。
しかし基本的に不器用で世間知らずで、世渡り下手で、一旦は負けそうになるけれど、でも最終的にはどこかしらで
大逆転をする、というのがパターンだったりするじゃないですか。
そして何かしら謎のままいつの間にか消えていく、みたいなパターンが多かった。
(そんな最終回はどこかしら悲しくて、でもある意味格好良かった)。


そんな、昔憧れたヒーローと宮本浩次は似ているのかもしれない。


宮本浩次だって、まあ格好はいいけれど(笑)、不器用が服を着たような人間で、世間知らずも
いいとこで、世渡り下手は言うに及ばず(世渡り上手ならばもっとCDも売れてただろう)
ライブだって未だにどこか不安定で、調子の良いときは凄く良いけれど、ちょっとリズムを崩すと
見てるこっちが「だ、大丈夫か?」と思ってしまうほどの出来になってしまう。
でも宮本は最終的には何かしらの格好良さを見せて、大逆転を見せてくれる男だ。
似たようなことは前にも書いてますが、直近だとツアーもそう、野音もそうだった。



子供の頃そんなヒーローに憧れていたのはいいけれど、大人になるにつれて、そんなヒーローは世の中には
なかなか居ないってことが分かってくるんですよ。
一般的に社会で成功してる人は大部分が器用でスマートで、世渡り上手で、クールで自分に折り合いをつけてたりする。
そんなことを知ってくると「ああ、昔見たヒーローってのは現代社会においては幻想なのかもしれないな」と思ったりもする。
(ヒーローを生み出す漫画家やクリエイターも、もしかしたら同じようなことを思って、自分が憧れる『ヒーロー』を
 創り上げて世に出してるんじゃないでしょうか)。


そんな中、36,7歳(当時)になっても様々なことを曲げない男、宮本浩次に出会ってしまった。
小林武史という名プロデューサーの下、「ライフ」というアルバムを作った後にまた四人に戻って
DEAD OR ALIVE」「俺の道」という不器用すぎる世渡り下手な、でも真っ直ぐすぎるアルバムを作った。
その後も「扉」「風」「町を見下ろす丘」という真っ直ぐアルバムを作って、東芝EMIと契約切れ。
心機一転移籍して、蔦谷好位置さん達と組んで「STARTING OVER」「昇れる太陽」でヒットチャートを賑わす。
けれどまたもや不器用世渡り下手かつちゃぶ台ひっくり返しアルバム「悪魔のささやき」を放つ。


この先エレファントカシマシ宮本浩次がどうなるなんて分からない。
45歳にしてまだまだ不器用世渡り下手熱血漢曲げない男、宮本浩次は右往左往や上がったり下がったりを
繰り返すだろう。ここまで来たら一生安定なんかしないだろう。
でも、僕はこの世の中に宮本浩次というヒーローを見つけてしまった。


宮本浩次よ、例えこの先年老いて無様になっても、ヨボヨボになっても、格好良くて不器用で世渡り下手で熱血漢で
クソ真っ直ぐな男であってくれ。枯れ果てた大地の一輪の花であってくれ。死ぬまでロック歌手であってくれ。
どんな時だっていつでも最後には大逆転で勝利を目指す男であってくれ。


宮本浩次がそんなかけがいのないヒーローである限り、俺はずっと見続けさせて、応援させてもらいます。