エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

エレファントカシマシ 2011年9月17日 日比谷野外大音楽堂

今日の東京は天気はいいけれど、蒸し暑く、風の強さは台風の影響があるようだった。
野音に入って空を見上げると、雲が二段階に分かれていて、上段の白い雲はゆっくりと流れているけれど
下段の雨雲のような黒い雲は風に吹かれて速く流れていた。


着席して見回してみるとビデオカメラはいつものPA卓の記録用カメラしかなし。
その代わり集音用マイクは多数配置されていて、音源の録音はちゃんとされているようでした。
ステージを見てみると、蔦谷好位置さんのキーボードが新しくなっている。
ヒラマミキオさんの前には楽譜台付き。


開演直前、カメラマンの岡田貴之さんが、いつものスチルカメラではなく、ビデオカメラを持って
ステージ側から楽屋出口を撮影している。さながらドキュメンタリーを撮影しているかのよう。
そして両手には本業(?)のスチルカメラを二台抱えていて、いかにも重そうだ。いい映像と写真期待してます。


17:41開演。まだ空は青く、会場は明るい。
石君、成ちゃん、トミの三人だけが登場、その模様を岡田さんがじっくりと撮影。
石君がガンガンの金髪。「染めた」という話は聞いたけれど、生で見るとやっぱり見入ってしまう。
成ちゃんのベースが淡々と始まり、そのベース音から「歴史」とわかり会場からは大歓声。
M1 歴史
イントロ部分が流れた後、白シャツの宮本が一人で登場。その模様も岡田さんが撮影。
入場から「歴史」まで入念に撮っていたので、どこかで使われるかと思われます。
ベースが特に響いていて、その低音だけで会場が震えている状況。
四人のみでの骨太な演奏を見ていると、なんとなく「アナログな四人」という言葉が浮かぶ。
宮本の声の出はかなり良さげな印象。以下、しばらく4人のみでの演奏です。


M2 孤独な旅人
宮本の軽快なギターで曲開始。
この曲でも蔦谷さんは居ない。数年前の大阪野音でいきなり蔦谷さんに「孤独な旅人弾けますか?」と言い
蔦谷さんが「花畑をちらかすPVの曲だ」と思いだし、何とか演奏が追いついたというエピソードを思い出す。
途中の「旅に出よう」の所で「旅に!旅に!」とアドリブを入れる、ダブルで。
ラストは「旅に出ようぜ!新しい旅へ!」


開演の時は明るかったのですが、このあたりから周辺が一気に暗くなってきて、ステージが光り輝く状態に。


宮本「エブリバディ、エレファントカシマシです。今日は知恵を振り絞って沢山曲を用意してきました。
今日は気楽に、最後まで楽しんで行ってくれ。俺も楽しみにしてきたぜ!」。


「ちょっと古い曲」と宮本。
M3 悲しみの果て
これが古い曲にカウントされるならば、エピックの曲はどうなってしまうのか(笑)。
間奏の時のトミのドラムがキレッキレ。今日のトミはリラックスしつつも引き締まったいい顔をしてました。


宮本、(恐らくグッズの)ハンドタオルを片手にトミに「1,2!」とカウント。
M4 ふわふわ
「追いかけ回されて」の時に宮本お得意のお尻ペンペン。
石君のソロギターが始まり、そこで自然発生的にお客さんが一斉に手拍子開始。
「金、金、金・・・」「嘘、嘘、嘘・・・」部分で宮本、本日初モニター乗っかり。


宮本、ギターを持ち「ギター、聞いて下さい」。
M5 勉強オレ
リハーサルで聞いていたので、やるんだろうということは分かってはいたけれど、いざやり出すと
やっぱり驚きと懐かしさが一気に出てくる。8年前、ファンになり立ての頃、これを聞きながら
いろんな場所を歩いていたんですが、その光景が鮮やかに蘇ってくるんです。
・・・演奏だ、CDよりはかなり速いテンポで演奏は進み、セリフ部分も決まる。
この曲はかなり速いテンポでも合う、むしろ映えるじゃないかという印象です。


「トゥルルルー」と宮本が静かにマイクに向かって。
M6 無事なる男
出だしの宮本の歌いかたがちょっと強引。メンバーが上手く合わせてフォローしてくれました。
成ちゃんのベースと石君のギターがキレていて心地いい。
特にラストの「無事なる男よ」をリフレインする時の石君のギターはかなり良かったです。


演奏と演奏の合間、無音になると虫の音が鮮明に聞こえてきます、野音ならでは。


いつもの「男」パイプ椅子が準備され、ここで蔦谷好位置さん、ヒラマミキオさん登場。
「じゃあ昔の歌なんだけど。笑っちゃったんですよ、いいこと言ってて笑っちゃいました」と宮本。
M7 太陽の季節
宮本の地声がよく出ていました。伸びやかで迫力ある声です。
この曲には蔦谷さんのキーボードがよく合って、それを知ってか蔦谷さんがサポートに入ってから
よくやるようになった印象があります。今日も相変わらずよく合ってました。


M8 うれしけりゃとんでゆけよ
冒頭で「オーイェー!飛んでゆけよ!」と宮本。
途中で石君出てくる。それに対して「満足してるぜ!石君!」とさらに煽る。
それに応えるように石君もパワフルなギターでお返し。
サビ部分で右手を突き上げて、さらに観客席を煽る宮本。
アウトロ部分で6人の演奏が重なり合って一気に一体感が出てくる。
が、ラストはテンションが上がった宮本がハチャメチャなギターを弾いて終了。


再び男椅子に宮本。ギターが今まで見たことのない「メタル」なギター。珍奇男か?
宮本「これはドブロ(?)ギターといって、この曲のレコーディングのために作ったんです」のようなことを。
「散歩の歌聞いて下さい」。ここで宮本以外の5人が一旦退場。ソロ状態に。
M9 月夜の散歩
静かに「君と歩く月の夜にいつもの川の匂い・・・」と始まる。
ステージの後ろ側は真っ青に染まり、宮本のみにスポットライトが当たる状態。
この演出にはやられて、そして勿論宮本の歌声にもやられる。
ソロなので演奏は宮本のギターのみ、そして基本的に静かな歌なので、野音の虫の音までよく聞こえる。
宮本ギター+宮本ヴォーカル+虫の音の三位一体という、これを聞くだけでも野音に来た価値があるんじゃないかと
思えるよな素敵な時間でした。
途中の口笛も決まり、さらにアドリブで口笛を重ねてきて、これもかなりいい出来。


あまりに良すぎて、僕は演奏後の拍手が出来なかったんです。拍手で余韻が消えてしまいそうで。
全体的に拍手が少なかったので、もしかしたら他のお客さんも同じことを思っていたのかも知れません。


「東京を散歩するのが好きだったんだけど、45歳になって昔ほどは歩くことはなくなったんですよ。
 勿論今だって電車に乗って散歩はするんだけれど、昔ほどは歩かなくなったんです。
 (長いので覚えきれず)しかし野音は気持ちいいですね」
この頃は当初の暑さも少しは和らぎ(しかし蒸し暑い)、確かに気持ちいい環境になってきました。


「もっと古い曲、21、22の時の曲です」。
M10 サラリ サラ サラリ
これもリハでやっていたのですが、その時は(勿論リハなので)リラックスした、そして簡単な演奏だったのですが
本番では宮本は自分の世界に入っているようだった。
「月夜の散歩」ではまだお客さんを意識しているというか、ライブでの演奏だったのですが、この曲ではまるで
当時の自分自身を思い出して、自分自身に対して歌っているようだった。そう見えてしまうぐらい集中力高かったです。


演奏後、メンバープラス蔦谷さん、ヒラマさん登場。
そしてメンバー紹介。「スペシャルゲスト、蔦谷好位置!」
「中一からのドラマー、トミ、冨永義之」、ここでトミが右手のスティックを軽く持ち上げる。
その仕草が「ドラムは俺に任せておけ」ってな風に見えて格好良かった。
「石君、今日のために金髪をさらに金色に染めてきました!」。髪に悪いですよ(笑)。
宮本が石君にマイクを向ける、石君はいつものように遠慮がちに「・・・こんばんは」。


「古い曲と新しい曲で混乱しそうです」と宮本。
M11 ラスト・ゲーム
これもリハーサルで聞いていたけれど、やっぱり聞くとレア感と、勉強オレのように当時のことを思い出してしまう。
この曲には全体的にドラムの「コンコンコン」てな音が入ってるじゃないですか?
それをちゃんとトミが再現するように巧みに入れてきてかなりプラスに聞こえました。今日のトミはキレキレ。
途中から少し歌詞間違え気味、冒頭のセリフのように混乱してるのかも。
演奏後に「リアルな日々に格好いい自分を探せ!」と宮本。このセリフは来てしまうな・・・。本当にその通りです。


「ビルの谷間!言わば帝都(?)みたいなもんだ」。
ギターとベースが重なり、この曲の独特の重くて軽いイントロ開始。
M12 Tonight
ライトが緩急効いていてかなり効果的でした。
「街の明かり 遠い夏の日も」の部分で思わず周りのビルの光を見渡してしまう。


「最近は割と暑いし、秋じゃ無いけれど、暑いけれど段々涼しくなってきて、まあ秋です、強引ですけど」と宮本。
さらに「憂いの上に一人単身赴任で10年ぐらい前にニューヨークで作った歌です。テロの影響で大変だった」等々。
M13 秋-さらば遠い夢よ-
これは歌詞もそうなんですが、あんまりニューヨーク(外国)で作られたイメージが浮かばない。
武蔵野あたりの風景を見ながら作ったっぽいんだけれども、でもやっぱり小林武史さんプロデュースなんですよねえ。
ステージのバックがオレンジに染まり、宮本に対してスポットライト。
そして今度はライトが「紅葉色」になった、今日も照明の方はいい仕事をしている!
蔦谷さんのキーボードが凄く効果的に聞こえると思っていたら、そこに宮本の口笛が被さってきてさらに美しい。
二曲前に「ラスト・ゲーム」という泥臭い歌を歌っていたとは思えない程の美しさ。
ラストは赤色のライトが宮本に当たっていて、見事に「赤宮本」になっていました。


「それじゃ」と宮本。
M14 ハロー!NewYork!
これはリハーサルで聞いて相当驚いたんです。マジでやるんですか!生きてるうちに聞けるとは思わなんだ。
そしたらエレ友さんが「タバコ値上げへの抗議かもね」と言っててかなり笑ってしまいました。そういや厚労省庁舎目の前ですしね。
演奏が始まったら「お、本当にやってくれた」とかなり嬉しかったです(希にリハでやって本番でやらないこともあったりするので)。
ただ高音部分が相当厳しかった、声が出てなかったです。またこの曲は高音部分が多いので目立ってしまう。
ステージのライトが一気に青色になり、ニューヨーク的なメロディアスなムードが漂う(N.Y的ムードって何だよってな話ですが)。
この曲は大好きなので、歌詞も頭の中にガーッと流れてくるんですが、「すなわち人生いつでもcry」の所をアドリブで
「すなわち人生いつでもハッピー!」と歌っていて、この部分は単純に嬉しかった。
「あ、そうか、人生ハッピーなんだな」と、どんだけ単純な頭なんでしょうか、俺は(笑)。
でも「cry」って歌うことが分かっていて、でも宮本は「ハッピー」と変えてくると、ああ、ハッピーかもしれない、と思ってしまう
バカモノ青年です。
「タバコ高い 500円よ」の後のベースがキレキレで良かった。今日のベースは全体的に震える仕様になってました。
「俺のよう ねぐらは東京シティ お前の胸 I like NewYork City」の部分はかなり出ていなかった。
ラストはキーボードとベースと宮本の声だけが響き渡る。
この曲は演奏されることはそうないと思いますが、次回やってくれるときは高音部分もちゃんと聞きたい。名曲です。


「風に吹かれて生きて行こうぜ!10年も20年も早いもんだ」と先生。
M15 風に吹かれて
前曲とは一転して声が戻ってました。野太いいつもの地声が戻ってきました。
サビの部分でステージのバックがアクアブルー色になってました。そんな色に出来るんだ、と単純に驚いてしまった。
ラストに「もう一丁!」と宮本、「風に吹かれて・・・、風に吹かれて・・・、風に吹かれて・・・」とリフレイン。


蔦谷さんのピアノイントロ時点で会場からは歓声。
M16 翳りゆく部屋
この曲で宮本はギターを手放し、ハンドマイクのみになったんですが、全身で気合い入れて歌っていました。
カバー曲という時点でどこか緊張する思いがあって、それが良いように作用されているのかもしれません。
ボーカルも気合い入っていて、そして蔦谷さんのピアノと重なり合って、相変わらず希代の名曲でした。


M17 明日への記憶
思えばこの曲は去年の野音の後に披露されたので、野音では初演奏のはずなんですが、その後のツアーや
フェスで沢山聞いたのですっかりスタンダードな、馴染みの曲になってしまいました。
相変わらず重厚感と上品な感じが伝わってきます。そしてこの曲ではライトは七変化(?)に。
ラストは宮本の声と蔦谷さんのキーボードのみになって、翳りゆく部屋と似た構成の終わり方に。


「何回目か分からないけれど、日比谷の野音。涼しくて晴れて最高の野音日和です」と宮本。
「みんな熱いな!」。


「始まりと終わりが合ってないけど」的なことを、恐らく冒頭の「歴史」とこの曲が合ってないの意なんでしょうが
「え、もう終わってしまうのか」と思ってしまいました。
M18 新しい季節へキミと
相当テンポが速く感じましたが、勉強オレと同じくテンポが速いほうが合ってるのかも知れません。
明快な明るい曲なので、お客さんが手を上げ始めて、一気にテンションが上がってきました。


曲終わりに蔦谷好位置さんとヒラマミキオさん退場。男椅子登場。
いつも宮本はこの椅子の背もたれの部分に座って、座る部分に足を乗せるという怖い座り方をするじゃないですか?
(ただし宮本曰く「この方が遠くにも見える」、確かに!」)。
でも今日は「普通のちゃんとした座り方」をする、この座り方は相当レアかも知れません。
見てる方はちょっと見づらいけれど、でも多少安心して見られます(笑)。
M19 男は行く
宮本の泥臭いギターでスタート。
それぞれがアイコンタクトでタイミングを計ったりと、今更四人の「地パワー」を感じます。
途中から宮本は立ち上がり、ギターを持ち替えようとするもストラップが足にひっかかって
転びそうになり、こちらがドキドキする(笑)。
この曲ではいつも映える成ちゃんのベースが相変わらずキレキレで、ベースの音だけでも会場が響きます。
ラストに「オレはオマエに負けたくない!」「男よ!何でも良いから行け!」、了解だ宮本!


19:18、投げキッスをしながら退場。


アンコール待ち、しんどくなって水を飲みながらぐったりと座る。すると周りもみんな座っていた。
涼しければ立って待ったりするんですが、この蒸し暑さで地道に体力が奪われてるようです。



19:21、六人登場。宮本黒シャツ、石君白Tシャツ。
「このやさしさ一杯の会場の雰囲気はなんだろう?」
みんなエレファントカシマシが大好きなんですって、今更言わせないでくれ先生。


トミの落ち着いた丁寧なドラムでイントロ開始。もはや野音に必須の曲。
EN(1)1 武蔵野
宮本もいつも以上に丁寧に歌っていた印象です。
「恋する人には輝くビルも」で厚労省をちらっと指さす宮本。
石君が楽しげにリズムを取って演奏してた。ノリノリです。
そして合間合間に入ってくる成ちゃんのベースも迫力あり。今日はベースの音量が高めなのかもしれません。


宮本、石君にチラッと何か言う。
EN(1)2 生命賛歌
石君のギターイントロで会場興奮、というか俺興奮です(笑)。
今日の宮本は中央の自分の位置にずっと居て、ほどんど動かなかったのですが、この曲ではギターを手放した
こともあってか左右によく動く。多分今日のライブで初の左右動きです。
ラストに「石森!」と軽くじゃれあうようにキック。
成ちゃんも前に出て、石君は成ちゃんのいつもの位置まで出て、成ちゃんは石君部分に陣取るという
プチカオス状態に、そして宮本は成ちゃんと肩を組む。ラストはヒラマさんの所まで行っていた。
(当たり前だけれど)唯一動けないトミのドラムで震えました。


丹下さんにギター交換の合図。このギターでこのタイミングは・・・。
EN(1)3 幸せよ、この指にとまれ
前曲のアングラ泥臭いロックから一転明るいムードに。そして照明演出も一気に明るく。
さらに前曲に引き続きトミのドラムがキレキレ。今日一番調子が良かったのはトミだった気がします。
セリフ部分の「自ら求めてただ歩いて行く 幸せよ」、これ何度も何度も聞いているはずなのに
今日はやけに琴線に触れてしまった。生で、野音で聞くと全然違って聞こえるのかもしれません。
ラスト「幸せよ、みんなに咲きほこれ−!」。


一瞬石君のギターが鳴り、そして宮本の「おいっ」。
EN(1)4 友達がいるのさ
これがもう武蔵野に続く「野音新定番」になっているようでひたすらに嬉しい。
ずっと宮本の演奏を見ていたので、あんまり記憶にないですね(笑)。
「あいつらがいるから」を「お前らがいるかさ」と歌っていたのは印象に残っています。
あとはもう石君と肩君で歌ってたりね。この曲でそれをやられると他の曲の何十倍も嬉しい。
去年の野音での「友達がいるのさ」は雰囲気は凄く良かったけれど、声がかすれていたんですが
今年のこの曲はしっかり声が出ていました、地声バリバリです。
そして最後の方にシャツがはだけてきてお客さん妙に緊張。
「サンキュー!」と投げキッスして退場。19:40。


19:41、6人登場。宮本はシャツすら替えておらず、はだけたまんまです。


EN(2)1 笑顔の未来へ
全体的にテンションも高く、相当盛り上がっていたのですが、「行こう 行こう」と「愛しい人俺は」の間の
ギターが無くて(多分宮本が忘れたんだと思うんですが)、「ん?」と思ってしまいました。
ここのギターが好きなので、逆に僕としては目立ってしまったんだと思います。
それが影響したわけじゃないんでしょうが、その後、歌詞がもつれる(歌詞を間違っては無いんだけれど
本当のテンポよりほんのちょっと遅くなってしまう)状態が続く。いいテンションで来ただけに惜しい。


宮本、石君に合図。
EN(2)2 ガストロンジャー
野音にお集まりの皆様、イェーイ!」。
JCBに引き続き、宮本の「タコ踊り」炸裂。「ダガドコダガドコダガドゥ」も。


曲終わりに簡単なメンバー紹介。そして先生自分を忘れる。その流れのまま石君のイントロギター。
EN(2)3 ファイティングマン
これもずっとステージを見て、そして手を突き上げていたので、興奮のあまり記憶に残ってないです。
ラストに「全員ファイティングマン!男も女もファイティングマンだ!」
そして宮本、ついにシャツの前ボタン全部空きました(笑)、去年よりセクシーになられています。
「サンキュー!」と再び投げキッスをして退場。19:54。


トリプルアンコールがあるか注目していたら、なんとスタッフの方も居なくなり、ステージが無人に。
誰もギター調整も、ステージ直しもしていない。
ただ終演のアナウンスが流れないことを祷るだけ。


19:55、六人再登場、宮本は白シャツに着替えている。
出てきたのはいいものの、宮本はマイクスタンドに寄りかかるようにぐったりしている。
多分何をやるのか考えていると同時に疲れが出てきたんでしょうが、見てる方は相当心配になる。
本当に何をやるか決めていないらしく、宮本はメンバーや蔦谷さんと声掛け合って相談している。
ようやく決まったらしく、それぞれが準備をし出す。
「みんな同じなんだけど、好きな曲聞いて下さい」。
EN(3)1 今宵の月のように
「ポケットに手を突っ込んで歩く」部分で、同じようにポケットに手を突っ込む仕草。
相当疲れているらしく、最後の気力体力を振り絞っている印象。


ただし、ラストの大ジャンプで男・宮本浩次は決めやがった。
ジャンプなので瞬間的ではあるけれど、今までのライブ終わりのラストジャンプに比べても遜色ないどころか
相当に高いジャンプを決めていった。あんなに疲れていた45歳のおじさんにそんな体力が残っているとは。
この瞬間写真、岡田さん撮影していないかなあ、このジャンプはもう一度見たい。
そしてラストにこのジャンプを見せるとは、また宮本にやられた、と思って見ていると、先生は
楽屋に戻る途中にあの「お尻ペンペン」を披露していた。会場全体が「先生・・・(苦笑)」。
素直に格好良く、潔くは終わらない男、宮本浩次に最後までしてやられた・・・。
大好きだぜ、宮本。20:00終演。全27曲。


エレファントカシマシ 2011年9月17日 日比谷野外大音楽堂 セットリスト
M1 歴史
M2 孤独な旅人
M3 悲しみの果て
M4 ふわふわ
M5 勉強オレ
M6 無事なる男
M7 太陽の季節
M8 うれしけりゃとんでゆけよ
M9 月夜の散歩
M10 サラリ サラ サラリ
M11 ラスト・ゲーム
M12 Tonight
M13 秋-さらば遠い夢よ-
M14 ハロー!NewYork!
M15 風に吹かれて
M16 翳りゆく部屋
M17 明日への記憶
M18 新しい季節へキミと
M19 男は行く


EN(1)1 武蔵野
EN(1)2 生命賛歌
EN(1)3 幸せよ、この指にとまれ
EN(1)4 友達がいるのさ


EN(2)1 笑顔の未来へ
EN(2)2 ガストロンジャー
EN(2)3 ファイティングマン


EN(3)1 今宵の月のように


無骨なエレファントカシマシを再認識した気がします。
特に前半のかなりの部分(無事なる男)までは四人でやっていたので、オブラートに包まない
アナログなエレファントカシマシをむき出しのまま見たような感覚です。
圧巻はソロで演奏した「月夜の散歩」「サラリ サラ サラリ」。
宮本自身の集中力も高く、雰囲気も圧倒的に良く、無心でステージに見とれる状態に。
新曲は(出来ているようだけれど)なかったですが、シンプルな、無骨な、力強くて律儀な
そしてソロから四人、六人まで、喜怒哀楽が詰まった相変わらずレンジが広いエレファントカシマシ
見ることが出来ました。



という心地よい気分で野音を出ると、JCBホールを思い出させるかのようにビラが撒かれている。

新曲「ワイディングロード/東京からまんまで宇宙」、11月16日リリース予定。
もう見た瞬間「東京からまんまで宇宙」に目が行ってしまいました。
勿論聞いてないのでどういう曲かはわからないんですが、俺が大好きな曲になりそうな気がします(笑)。
「東京からまんまで宇宙」という語感は相変わらず宮本のオリジナリティ溢れる造語で、系列としては
「さよならパーティー」「東京ジェラシィ」のような、いい意味で気を抜いてて、でもロックしてて
で、宮本、エレカシらしさも出てる、いい曲な気がしますね。タイトルだけですけど(笑)。
「ワインディングロード」は文字通り峠道や坂道をイメージしたよな、売れ線を正面から狙った
ドストレートな予感がしますね。
って今の時期にこれをリリースして、日比谷野音でやらないってことは「聞きたかったら大阪野音で」という
文字通り「悪魔のささやき」が聞こえてきそうです。うーん、日程的に非常に厳しいです。

初回限定盤はDVD付 「CONCERT TOUR 2011 “悪魔のささやき〜そして、心に火を灯す旅〜”」からの
LIVEドキュメンタリー映像を収録予定。

これは嬉しい!あのブートレッグの総集編なのか、別物があるのか、これは見たいし買いですね。

Amazonでは早速予約することが出来るようです。
(Amazonアソシエイト)


ライブDVD「エレファントカシマシ LIVE HISTORY FILMS フェスティバル&イベント1988-2011」は
山崎洋一郎さんがブログで言及していたものだと思われます。
2002年にライフツアーDVDを出して以来、2009年までライブ映像は出なかったのに最近俄然出してますね。
多分買うと思いますが、総集編的なものはちょっと食傷気味になってます。

こちらも既に予約開始してるようです。


そして新春ライブ。
2012年1月6日、1月7日に名前が戻った渋谷公会堂で連続ライブです。
(この予定があったから、JCBで唐突に渋公の話をし出したんでしょうか)。
チケットが6300円と結構強気です。しかし、ということは冬ツアーはないようです。


とりあえず来年のことはまだいいとして(鬼が笑うぞ)、今しばらく野音の余韻にひたるとします。
ありがとう、エレファントカシマシエス。そしてさらば今日の日よ、満足させてもらったぜ!