エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

宮本浩次(45歳)はどうしてこう若いのか

宮本浩次。当年45歳、中一日ライブは勿論、連続ライブでも演奏終わりに大ジャンプを決める男。
ライブ前は散歩をしまくる男。そしてライブ後にメンバーの車を自ら運転する男。


他の45歳には失礼だけれど(まあ宮本が例外中の例外なんでしょうけど)異常に若い。
僕がファンになった9年前の写真や映像と見比べても、そう老けてないというか
まあ確かに年齢は経ているのは分かるんですが、凄く「いい年の取り方」をしている顔だ。


どうしてこんなに若いんだろうか。


体質だったり遺伝的な何かもあるんでしょうけど、精神的な面も大きいんじゃないだろうか。
向上心、常に現状に飽き足らない。「やっぱり飽き足らない まだまだ俺走るんだ」と
常に全力で走り続け、緊張感や危機感を持ってるというのがメンタル面でプラスされて
精神的なハリだったりいいリズムを保っているというのも要因としてありそうだ。


あとこれは芸能人全般に言われることだと思うのですが、「みんなに見られてる」と思うと
人間そう老けないらしいですね。女優さんとかもそうらしいんですが。
ライブで3000人くらいにガシッと見られてると思うと、脳も身体も若返るのかもしれません。


肉体的なものも勿論あると思います。
リハーサルでも本番でもお構いなしに歌を全力で歌って、ギター掻き鳴らして、動き回って。
まあ趣味が散歩なのでひたすらに歩いて(笑)、常に身体を動かしているというのも大きそうだ。
これでタバコ止めてくれればなあ、とも思うんですけど・・・。


いい人間関係というのもあるかもしれません。
まあ石君が居て好き放題なことを言えて(笑)、温厚なトミや成ちゃんが居て
「ガキの頃からの仲間でずっとバンドやって、日本中のツアーも廻るぜ」というのは
(そりゃ窺い知れないところでは色々あるだろうけど)生活として充実してそうだ。
移動中の模様とかを聞くとほんっと楽しそうなんですもん(笑)。
プレッシャーだったり見えない苦労も死ぬほどあるだろうけど、この四人の団結力で
ある程度のものは跳ね飛ばせてしまうんじゃないだろうか、と思ったりもします。
勿論「エス」の方々やスタッフの方々の温かさも大きいんでしょうが。
僕らだって日々の生活を送る上において、近い人との人間関係の良し悪しって大きいですしね。


と、上のようなことを考えてみましたけれど、勿論それ以外の事情も色々あって
トータルで「45歳なのに異常な若さ」というのが形成されているのかな、と思いました。
あとは45歳なのに異常な細さ、というのも勿論あります。
初めてエレカシのライブだったり宮本浩次を生で見た人の感想で一番多いのが「細い!」。
何度見てもあり得ないくらいの細さ、でもライブでは一変、あの細さでとてつもない
ヴォーカル音量を発し、暴れ回り、動き回る。
「45歳なのに異常に若くて細くてエネルギィに溢れている」男・宮本浩次については
まだまだ考察の余地がありそうです。って宮本については死ぬまで考察オレなんだと思います。




映画「マイ・バック・ページ」を見てきました。

ひたすら若くて熱い映画、パッションの映画。食い入るように見てしまいました。


1970年ぐらいのディティールが凄く細かく再現されてる。
勿論リアルタイムで見たことないんですが、昔、祖父の家に行くと辛うじてそこにあった
「昭和の古いモノクロ的景色」が本当に細かいところまで出ていました。
またみんなタバコ吸ってるんですよね、そういや昔は喫煙者多かったなあ、と思ったり。


主人公は純粋だけれど熱くて、どこか不器用で、見ているうちに漫画「ブラックジャックによろしく」の
主人公と重なって見えてきてしまった。
そしてよく考えればドラマ「ブラックジャックによろしく」の主演も妻夫木聡だった。
こういう役ははまり役なのかもしれません。


コメント欄にて教えて頂いたとおり、スタイリストはまたもやエレカシ好きの伊賀大介さん。
エンディングテーマは真心ブラザーズ奥田民生によるカバー「My Back Pages」。
これも映画に負けず劣らず熱くて格好良くて素晴らしかったですね。音源欲しいです。


作家の森達也さんも「名場面」と指摘していたラストシーンの切り方に感激。
これも当初は台本にはなかったそうですが、妻夫木さんが監督と脚本家と考えて
どんどん入れていったそうです。そう思ってみるとまた違って見えてきました。


そして妻夫木聡のパッションは凄い、ひたすら熱い。
こないだ朝のZIP!のインタビューを見てたんですが、「悪人」原作を読んで、マネージャーさんに
「これはどこが権利持ってるの?映画で撮ろうよ!」となり、最終的には東宝から声が掛かり
見事主人公になったそうです。そしてモントリオール世界映画祭で話題になった。


こういう熱い男、妻夫木聡は将来は邦画界を背負って立つ俳優になるはずです。いや、なって欲しい。
って昔からの妻夫木ファンの方は「今更そんなこと言うな」と思うでしょうが(笑)。



このブログでは政治ネタはあんまり書かないようにしたんですが、どうしてもこれだけ。
本日付の河野太郎議員のブログ『一夜明けて 私はなぜ会期延長に賛成したか』
最後の下りで胸が詰まった。国会議員がみんながこんな意識であると少しだけでも信じたい。
http://www.taro.org/2011/06/post-1036.php



世の中は段々違う意味で「暑く」なっています。お体にはお気を付け下さい。