エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

エレカシの歴史に人生を重ねる

エレカシ絡みのTwitterで最近「ワルジ」って言葉が流行っていて、その語感のおもしろさと
「言えて妙」感に思わずツボにはまっています。
簡単に言うと「たまに出る悪い宮本浩次」の略で、まあメンバーをいじったり、観客に怒ったり
突然よく分からないことを言ったりと、一般的に見るとまあちょっと怖くて変な男だけれど
でもファンからすれば格好いいし、これぐらいの悪さぐらいは許しちゃうぜ、みたいなところがあるかもしれませんね。
少なくとも僕は慣れてしまったし、メンバーいじりは愛情の範囲だしなあ、と思ってしまう。
そんな所から「好きだけど悪い宮本」てなニュアンスで「ワルジ」って言葉が出たのかもしれませんね。この言葉は面白い。


でも去年のタワレコでの上映会で渋谷陽一さんは「エレカシのファンは宮本を甘やかしすぎる。
もうちょっと厳しい目で見ないと」みたいなことを言ってたのを思い出す。
確かにそうかもしれない。けれどみんな宮本が好きなんだからしょうがない(笑)。




最近寝る間際に「風に吹かれて」、「明日に向かって歩け」、JAPANやbridge、PAOをよく読んでるですが
エレファントカシマシのバンドの歴史は人生そのものを表しているようで面白い。
青春の血たぎって若さの勢いのまま突っ込んでいる10代、自分の想いと周囲の歯車が合わずに苦悩の20代
契約切れで一見ピンチもヒットを飛ばして男稼業フル稼働の30代、年齢を重ねて円熟味と新しいパワーの40代。
なんだかある人の人生がそのままロックバンドの歴史になっているようだ。
どのバンドだってそうだろうけど、エレファントカシマシは人生をそのまま投影しているロックバンドなのかもしれない。


宮本始めメンバーも凄く幸せなロックバンド人生を送っていると思う。
気の合うメンバーでバンドを組むだけでも難しいのに、それぞれのパートを懸命にこなす4人が集まり
しっかりとしたバンドを組み、あげくにプロデビューさえしてしまった。
セールス的には苦労した時もあるだろうけれど、ヒット作を次々に出して、今のように日本中をツアーで回れば
あちこちで歓迎され、ライブでは熱狂を生み、感動を引き起こす。


そりゃ勿論ファンから見えない部分では理不尽や苦悩は沢山あるだろうけれど、沢山のバンドや歌手が
日の目を見ないままシーンから去って行くのに比べれば滅茶苦茶幸福なバンド人生だと思います。
(勿論、メンバーが持っている才能や血のにじむような努力でここまで来たのは言うまでもないですが)。
上がったり下がったりを繰り返しながら、また輝くというのは、まるで偉人の人生を見ているようで
ロックバンドとしては理想的なフォルムを描いているんじゃ無いか、とまで思います。


今更言うことでもないですが、死ぬほどいいバンドですよ、エレファントカシマシは。
そしてそういうバンドのファンで居られることの幸せ、生でライブを見られる、音源を聞ける幸せを
ドーンと噛みしめたい。飲んだくれながらそんなこと思っています。


今日の鹿児島でライブハウスツアーは一旦終了。
また来月の戸田市民文化会館で仕切り直し(?)のホールツアーのスタートですが、セットリストや雰囲気も
ガラッと変えてくるんじゃないかと勝手に想像しています。
行けないライブでもYouTubeのダイジェストでどんな雰囲気かは垣間見られるので、まるでツアーに同行しているような
気分さえ味わえると思います。この映像公開は個人的には僕がファンになってから最高のファンサービスです。
このまま行くと6月のラストのJCBホールでは一体どんなエレファントカシマシを見せてくれるのか、楽しみですね。




GWは徹底的な「福島ドライブ」を敢行する予定なのですが、それに向けての車内楽曲のプレイリストを作成中。
最近聞いてて車向けな曲をどんどん追加していったら45曲にもなってしまいました。

「この流れはどうだろう」「この次の曲にはこれがいいんじゃないかな」と考える時間が楽しいです。
しかしパソコンでほいほいっと作って、それが車でそのまま流れる時代なんですから便利になりましたよね。