エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

「町を見下ろす丘」のリラクゼーション効果。

昨日の水戸ライトハウスの模様は清書して、また写真も含めてアップしておきました。
次に会えるのは順調ならば5月12日の神奈川県民ホール
メンバーも誰もかれもが達者であってくれ。




最近はニュースもあんまり見なくなっている。
地震(というより原発)ばかりで、長期戦になる模様だわ、あまりいい展開にならないわで
朝と夜にテレビのダイジェストと新聞をチェックするぐらいになってしまった。
よく「ニュースの作り手」は病まないもんだなあ、と本当に感心してしまう。


そんな乾いた心に「町を見下ろす丘」は染み渡る。
というか最近はこればっかり聞いてゐる。


レコーディングの時期の宮本のテンションがそうなのか、佐久間正英さんの力なのかは
わからないけれど、とにかく暖かい波動を出してくれる。
(ただ、その日の気分によっては「人生の午後に」だけは飛ばしてしまう)。
特に「雨の日に...」から「なぜだか、俺は禱っていた。」の四曲は神がかり的な
ラクゼーションをもたらしてくれる。
「雨の日に...」の『いいことないかな 僕のそんなつぶやきは 雨にけぶる街に
すひこまれてしまった...』。
「流れ星のやうな人生」の、ってここで歌詞を引用しようと思ったのですが
引用しはじめたら全部になってしまいそうなので止めます(笑)。
「I don't know たゆまずに」の『古の丘が、かはりはててしまった
見るかげもなく、俺の歴史もかはりはてた』。
「なぜだか、俺は禱っていた。」では、これも一部分だけは選びにくいけれど
『遠くビルの向かうに 光る星に願ひをかけよう。
 俺は祈った。忘れてしまった遠い遠い月日に。
 俺は祈った。巡り会ひし人々に感謝したのさ。
 なぜだか、そんな気分だった』。
どれだけの成功と挫折と日常の経験を積み重ねれば、こんな歌詞が書けるようになるんだろうか。
前に誕生日を迎えたときに、老いへの不安感みたいなのを覚えたけれど、もし自分が40歳ぐらいに
なったときに、こんな暖かな心境で落ち着いた波動を出せればいい。心からそう思う。
尤も自分が40歳になる光景というのは全然想像出来ないんですが・・・。
(ただ多くの人が「自分が○歳になるとは思いもしなかった、というのだから
 いつの間にか年齢を重ねるのだろう)。


乾いた土を潤す雨のような「町を見下ろす丘」。
もし聞いたことが無い方が居ましたら、こういう時期にだからこそ聞いてみてはどうでしょうか。


町を見下ろす丘
町を見下ろす丘
  • ASIN: B000E6G6SU
  • [CD]
  • 価格: ¥ 3,059
  • EMIミュージック・ジャパン
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水戸でツアーパンフレットとキーホルダーを買ってきました。
が、それを完全に忘れてて、仕事終わりに「なんだかやけに荷物が重いぞ」とパンフを買ったことを思い出す。
慌てて取り出して電車に乗ってガン見、家に帰ってガン見。そして結論。「これは買いです!」。

大きさ比較用にフリスクを置いてみましたが、割と小さなサイズです。
けれど中身は凝縮されている。武道館、去年の日比谷野音Zeppツアー、レコーディングやリハーサルなど
スタジオの写真がアトランダムに構成されている。
ヒゲの宮本、ライターをつける宮本が激写されていて、さながら現代版「扉の向こう」写真Verのよう。
(メガネヒゲの宮本が好きな人にとってはもうたまらない写真が豊富だと思います)。
さらに特筆すべきは「宮本以外の写真も超充実」。
石君、成ちゃん、トミのキリッとした写真も沢山収録されていて、宮本以外のファンの人にも
明快にオススメできます。
(個人的にはちょうど真ん中ぐらいにある、スタジオバックにした宮本と蔦谷好位置さんのショットが好きだ)。



この写真を見ていると、思わず紙から現場の匂いやら音、はたまた当時の緊張感が
伝わってくると思います。
ペラペラとめくりながらのインクの臭いもいいし(笑)、ステージ上の気合いの入った四人
それとは対照的に一気にくだけた感じになる終演後の四人の対比っぷりも面白い。
これで2500円なら迷わず買いだと思います。
戸田市文化会館からは別Verのパンフレットも販売ということで、僕はまた買ってしまうでしょう。


これからツアー行かれる方は是非チェックしてみて下さい。