エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

エレファントカシマシ 2011年5月12日 神奈川県民ホール

今日は開演ギリギリに到着。
というのも時間が無くて場所を詳しく調べて無く、横浜駅から徒歩かバスで行けるんじゃね?と思ったら大間違い。
Twitterで皆さんに教えて貰いました。本当にありがとうございます。


会場は戸田市文化会館よりも重厚感がありました。三階席まであるんですね。
広さは一昨日よりも横幅が広い感じで、角度が無くフラット感がありました。

写真で見るとかなり豪華な建物ですね。


席は一階19列目中央、PA卓が数列後ろにあり、その後ろブロック部分の一階席は空席がかなり目立っていた。
二階席は(二階席自体が狭いこともあり)六〜七割方ぐらいは入ってたでしょうか。
三階席は二階席を覆うように作られているのでどのくらいかこちららは見えず。
ってか今日は全体的に余裕がなかったのでそんなに周りを見渡せず。


19:05ぐらいにスタート。宮本は黒ジャケットに白シャツ。サニーさんも加えた六人。
ってメンバー出てきて気がつく。中央すぎてトミが宮本の後ろに隠れちゃっているという
贅沢すぎる悩みが出る場所であることが判明・・・。


M1 moonlight magic
宮本の声は戸田より出ているように感じました。
が、会場がフラットなので(戸田はそれに比べるとすり鉢型)、声が平べったく響く印象。


宮本お得意の足カウント。ゴンゴンゴンゴンと。
M2 達者であれよ
ギターイントロを聴いた瞬間「やった!」と思ってしまった。
最近結構聞いてる「達者であれよ」をいきなりこのタイミングで聞けるとは。
個人的には一昨年のDVDになった野音以来のはず。
イントロで宮本は「もういっちょ!」。「友よ!」の場面で客席に向かって手をぐるぐると回す。
「走り出せよ」のところで宮本が両手を突き出すのを期待するもそれは無し。
演奏も一体感あってかなり良かったです。二曲目にして元取れてしまったんじゃ無いかと思ったほど(笑)。


ここで密かに「友達がいるのさ」を期待してしまいました、そんなに世の中甘くは無い。


M3 脱コミュニケーション
今日はノーマルは始まり方だったと思います。
「終わり」の部分を五回ほど繰り返す。


M4 悲しみの果て
脱コミュからMCもなく淡々と始まる。
今日は全体的にお客さんからの「宮本」コールも少なめでした。
でも別にノリが悪いわけでは無く、結構熱狂ムードでした。
ラストで宮本はギターを「ガシャガシャ」と掻き鳴らす。


M5 彼女は買い物の帰り道
相変わらず丁寧!そしてライト良い味出してて、高音も出ている。
充実したカノカイだったと思います。


「今日は平日なのに来てくれてありがとう!最後まで楽しんでくれ」と宮本。
M6 歩く男
戸田に引き続きイントロ長いバージョン。二回目のせいか演奏が洗練されている印象。
今日はサニーさんのコーラスが光って聞こえました。
コーラスあるとないのでは印象がだいぶ違ってくると思います。ありがとうサニーさん。


宮本、黒ジャケットを脱ぎメンバー紹介。
ミッキーまで紹介し終わったあと(しかしミッキー、メガネかけてちょっと太り気味だった)
会場からの「総合司会!」コールの後に「総合司会の宮本です。私がいないと始まらない!」
そりゃそうですよ先生(笑)。
「ここは横浜という感じがしますね。楽屋も、弁当も中華料理だったり」会場笑。


「最高の歌を聞いて下さい」。
M7 九月の雨
外は五月の雨(五月雨横浜)でしたが中はしっとりと九月の雨。


この曲間無音、も「ゲホッ」という咳が聞こえてきてちょっと心配になる。
M8 旅
今日も決まってました。
転調部分で宮本が合図することは少ないと思うんですが、今日は「1,2,3,4!」と軽快に。


M9 いつか見た夢を
出だしが戸田より強烈。明らかに良くなってます。ド迫力です。


宮本が「ジャガジャガジャガジャガ・・・」とギターを一人で鳴らす。so manyか?
M10 so many people
「定め無き世の定めだぜ・・・」、去年のZeppツアー以来じゃないでしょうか。
これを聞くと「エレカシのライブに来た!」って感覚が一気に湧くんです。
会場も平日ホールとは思えない熱狂感。みんな手を上げている。
トミのドラムが良かった。宮本がちょっと動いたとき少しだけ見えるんです(笑)。


丹下さんがギターと男椅子運搬。
M11 珍奇男
最初の部分で「世間のみなちゃん」。小さいワルジ出ましたね。
終わり頃に「高緑〜」と成ちゃんを煽る、少しだけベース強調。
「集中して聞いてくれてありがとう。
 昔、富士山で作ったんです。古い曲なのに演奏するごとに違って聞こえますね。
 今日は今日の珍奇男、5月12日の珍奇男でした。」みたいなことを。


「歌いたい古い曲を発掘してきました」。お、今日はなんだろう?期待が高まる。
M12 おまえとふたりきり
少し重めのギターイントロ。脳内のやたら回転が遅いGoogleがフル検索。
「今夜おまえと二人で、夢の話しよう・・・」。
歌詞を一つ一つ噛みしめて再確認。おまえとふたりきりだ。
照明が光ってるなかで宮本のアコギ。この光景を見ながら「月夜の散歩」のPVを思い出しました。
この曲でもサニーさんのキーボードがよく合わさってました。
ラストで宮本は「遠くの街へ、えぇぇ・・・」と伸ばすように終わる。これは絶妙。ライブならでは。


M13 明日への記憶
通常ではギターイントロが流れるはずも、いきなり宮本が「何も無い 俺のココロ・・・」の後にギター。
どこまで想定してたかは分かりませんが、これはこれでありかもしれない。
「チクタク」の前あたりでバックスクリーンが光り輝き、後ろからエレファントカカシマシエス
照らしてるかのよう。極めて幻想的。
ラストはキーボードが奏でる音色と宮本の「ナナナナナナナ・・・」、これも幻想的。
アドリブの部分が大きいかもしれませんが、今日のは上手く嵌まっていい演奏でした!


「全ての海は横浜に繋がってる」と宮本、ここはうろ覚えなので間違ってたらすみません。
M14 赤き空よ!
ステージ全体が真っ赤に。
「レッツゴー明日へ!」で宮本は力強く右手を突き上げる。あ、これは宮本元気かも。


M15 夜の道
宮本ソロギターでソロスポットライト、聞き入る。
歌詞の光景が頭に浮かぶ。しんみりとしたいいラブソングなんですよねえ。


「バンドとか、俺とか、みんなに捧げます。まあみんな捧げてるんだけど」会場笑。
M16 幸せよ、この指にとまれ
声と演奏の完成度も高いんですが、何より僕が目についたのは宮本の手がよく動いていたこと。
勝手にこの「宮本の手の動き」は元気のバロメーターとして見てたりするんですが、今日は
右手も左手もよく動いていて、よく上に前に突き出していた。
明らかに戸田より元気に、パワー漲ってる、そう感じました。


チュンチュンとSE、今日は心なしか音が大きいかもしれません。
M17 朝


M18 悪魔メフィスト
そして相変わらずのちゃぶ台ひっくり返し。
わざとなのかテンポがずれまくっていた。ラストはステージが真っ赤に。悪魔的だ。


メンバー退場。


宮本、黒シャツで登場。
「サンキューエブリバディ!」(発音はエビバデ、に近い)。
en1 Sky is blue
アンコール一曲目は生き返ったように声が出てます。


宮本、立ったままアコギ。
「トゥルルル・・・」と宮本が囁くように歌い出す。この時点では何の曲か分からず。
en2 生きている証
「父を超えたいココロ」、それが生きている証と分かった途端、会場からは「おおっ」と小さいざわめき。
これは個人的には「達者であれよ」の双璧として良かった。
声は良く出ているわ、またキーボードの音色と凄くマッチしていました。
ステージのバックスクリーンは黒(全体的に黒い照明)、だけれど前方の照明はオレンジで照らしていて
黒とオレンジで気品感と懐かしさを出してました。
声と演奏と照明が一体と化していて雰囲気出まくりでした。これダイジェストで流れたら嬉しいです。


「大好きな歌、聞いて下さい」
en3 笑顔の未来へ
すいません俺も大好きです。
この曲もキーボードがいい味を出していました。サニーさん仕事しまくりです。
間奏部分で宮本の声とキーボードのみで構成されてるところがあり、聞き入ってしまった。
移籍後を代表する名曲ですね(物凄く今更)。


「引き締まった感じのいいコンサートになりました。
 ホールはホールの良さがありますね」確かに。一人でうなずいてしまいました(笑)。


ここで二回目のメンバー紹介。


「本気で歌います」と宮本、と思いきや機材がハウリングして「キィー」と鳴る。
小走りで丹下さんが修正。小さく「ありがとう丹下さん」と宮本。
en4 FLYER
熱狂の中にも一体感ありましたね。ピカピカに光ってました。


「ありがとう!石君!もっとだ!」
en5 ファイティングマン
石君の腰深演奏からのギターイントロ来た。
宮本、右へ左へ動き回る。それに合わせて丹下さんもコードをほどく。
この光景を見てもエレカシライブに来たという実感が湧きます。
ってか今日は宮本は手だけじゃ無く身体ごと動いてました。元気です。
天橋立」のように足と足の間から観客席を見る宮本、元気なおじさんだ!
「全員ファイティングマンだ!」そして白目剥き出しの宮本(自分の席からでも見えた)。
ラストはお決まりの大ジャンプで演奏を締める。
レダミヤモトツカレタトカイッテタノ・・・(どう考えても俺です)。
メンバー退場。



宮本走って入場、右端前まで寄っていって「大の字」ポーズ、そして左でまた「大の字」。
元気有り余ってんじゃん・・・。
「OK!じゃもう一曲」
en(2)6 ガストロンジャー
これまた石君のギターイントロから始まる。
会場は大盛り上がり。しまいには宮本、シャツのボタンを一つ分引きちぎる。
「サンキューまた会おう!」決めポーズをして宮本退場。21:07終演。




一昨日感じた「宮本疲れてるんじゃないか」は杞憂だったんじゃないかと思うくらい
宮本は元気いっぱいでした。中一日なのに45歳のおじさんすげえよ・・・。
正直ここまで一気に回復というか元気になるとは想像していなかったというか
宮本のことちょっと舐めてました。完全なる化ケモノ中年です。


セットリストの中では「生きている証」と「達者であれよ」が個人的双璧。
また「おまえとふたりきり」のように古めの曲を選曲しているので、今後のセットリストにも期待が持てます。


この調子なら勢いづいてきてどんどん良くなるでしょうし、これからのツアー、めちゃくちゃ楽しめます。
そんな確信を抱いた一夜でした。ありがとうエレファントカシマシエス。スタッフの皆さん。


と、帰ろうとしたら見事に道に迷いました(笑)。何のためにiPhone持ってるのやら・・・。
このホール自体広いのでグルグルと回ったら機材運搬用のトラックが止まっていた。

オマエデッケエナ・・・。
(多分)同じ車を戸田でも見ました。水戸ではワゴン車一台だったので、ホールツアー恐るべしです。
チームエレファントカシマシの戦いは折り返し地点を越えたばかりですね。
「まだまだ俺走るんだ」byパワー・イン・ザ・ワールド、といった所でしょうか。