エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシのファンブログ

2011年4月5日 エレファントカシマシ 水戸ライトハウス

このライブハウスはオーナーの稲葉さんという方が熱かった。
三階のクロークに荷物を置くついでに各種の貼り紙を見ているとこの方は本当にバンドが、音楽が、ロックが好きなんだなあと痛感しました。




ライブハウスの目の前に水戸黄門像があったので、足下にパンフレットとキーホルダーを置いてみました、バカですね(笑)。



ライトハウスの皆さんが「被災地の子供に夢を」ということでガチャガチャを集める。
エレカシファンの皆さんも持ち寄ってめっさ集まってました。


とにかく熱いライブハウス。



開場になって入ってみると、これまで僕が体験した中で一番小さく感じた仙台ビープメントシアターより小さく感じました。
普通ライブハウスの形状というと長方形じゃないですか?
でもここは正方形に近く感じる。
ライブハウスをたまに「箱」と表現したりますが、まさに「箱」という感覚でした。
整理番号が早い方は二階席に行けたようだ。


僕は整理番号がよくないため、また仕事帰りの服の為、PA卓前で観戦。
そんな最後尾なのに、ステージまで10mもないだろう、という緊迫した距離感。
そしてこの箱に300人も入ってるんだよなあ、と早くも嵐を予感させるような熱気。


19時くらいにエレファントカシマシヒラマミキオさん登場。
宮本浩次は黒ジャケットに白シャツ。


M1 moonlight magic
ギターの音色が心地いい。
宮本はいつもより気持ち力強く「照らしてる!」。
煌めく照明が「ムーンライト」を醸し出していた。


M2 脱コミュニケーション
相変わらずライブで映える、骨っぽいバンドサウンドが響く。


M3 明日への記憶
「今日もまた歩く」の所を「あ、る、く」と一つ一つためてから歌うのがよかった。
「飽きちゃうよこんなんじゃ」と呟く。


宮本「二階にも人が居ますねエブリバディ。色々あるけれど、今日は楽しもう!」


ここらへんで記録と記憶がごっちゃになってて一曲飛ばしてたらすみません。
M4 悲しみの果て
「悲しみの果てです、聞いてください」。
とにかく音と声がクリアに聞こえました。
これはこの間のテレビを見て良かったと思う人は是非生で聞いて欲しい…。


宮本「久々の水戸!ライトハウス!熱いな!」


M5 さらば青春
「さよならとこんにちはが混ざった、まあ昔の曲です」。
これは一曲目から思ったのですが、会場が小さいせいもあるんでしょうが宮本の「地声」が凄かった。マイクなくても聞こえんじゃね?ぐらいに。


M6 かけだす男
この曲で一気に会場は盛り上がる!
「ベイビベイビベイビーもう俺たちは明日しか見えない」。
こう掻き立てられて盛り上がらない訳がない。
石くんに向かって「ギター!」と前に出す。


M7 too fine life
宮本が足でリズムを取って「1,2,1,2,3,4」とイントロ開始。
序盤のギターだけで身体の芯までグサっときてしまった。
「この先何か起きるやら」で指を、眼を上の角度に向ける宮本。
その角度に宮本の想いを見た気がした。
MCでは何も言わないけれど、今日のセットリストと宮本の気合いの入った歌声から、生きることと明日への希望を見た。
ここで会場一体となっての手拍子。


宮本、ジャケットを脱いで白シャツ状態に。
M8 旅
「毎日が旅、そんな歌です」
高音部分が少し厳しいか。ドラム部分は相変わらずカッコいい。


M9 ハロー人生!!
これはもう言葉にならない盛り上がり方…。
今まで聞いたハロー人生!!のどれよりも明らかに熱気を帯びていた。
そしてアップテンポ、ハイスピード。
久々に石くんと成ちゃんのコーラスも入っていました。
「火を灯せ!」部分を三回繰り返す。
これだけでも今日のライブの価値が見出せるんじゃないか。
そんなバンドの気合いと会場の熱気が詰まった一曲。


また宮本は足でリズムを取り出す。
M10 何度でも立ち上がれ
「でも見てみなよ」の部分では、石くんは勿論会場からもコーラスが起きた。
僕の位置からは見にくかったんですが、ヒラマさんもコーラス入れてくれた模様。
宮本は力を込めて「勝とうぜ!!」。


M11 いつか見た夢を
今年の武道館ではイントロの声の出がいまいちだった気がするのですが今日はきっちり出ていました。
まるで「俺の道」あたりに収録されてるんじゃないかと思うくらいに男くさく、ロックに、でも洗練されてポップに聞こえました。
この曲もアップテンポでした。


今日は全体的にテンポが早く、ヒラマさんがメンバー四人を見ながら「今日のライブのリズム」に上手く合わせているように見えたのが印象的でした。


「ハロー人生!!」から「いつか見た夢を」の三曲は神がかっているんじゃないかと思うほどエレカシも観客もハイテンション。
あっという間に終わってしまった、という感覚です。


宮本「エレファントカシマシ史上屈指の盛り上がり!」
確かに!宮本にもちゃんとその熱気が伝わっていて手放しで嬉しい。
ここでメンバー紹介。


M12 珍奇男
「お金を」の部分を三回繰り返す。ハロー人生!!の三回繰り返しを思い出す。
石くんとのギターセッションもやってました。


宮本「みんなに捧げます」
M13 OH YEAH!(ココロに花を)
とにかく「生きて行こう」と連呼していたのが印象的。
じっと、ずっと宮本を見ていて歌自体の記憶がない…。


M14 赤き空よ!
照明カッコいいな、音は重低音が響いてるな、と冷静に見られたのは最初だけ。
徐々にみんな宮本ワールドにはまっていったようで「レッツゴー明日へ!」の部分は、会場全体で叫ぶ状態に。
もちろん宮本が呼びかけた訳ではない。
全体の雰囲気が盛り上がり、爆発寸前になって、「レッツゴー明日へ!」で会場が爆発した、そんなイメージ。
正直この歌がこんなに熱い歌に聞こえる日が来るとは思えなかった。



宮本「いっぱい。近いな。しゃべらないほうがいい?」
会場からは「どんどんしゃべって」のような歓声。



宮本、ギターを持ちながらローディーの丹下さんに
「『悲しい時には〜』の時は一音下げるんだっけ?」と聞き出す(笑)。
その歌い方がまんま「涙」なのでお客さんもすぐ分かる。
丹下さんからアドバイス(?)を受け無事演奏開始。
M15 涙
一言一言、単語の一つまで丁寧に歌っているな、というのが印象に残りました。
またtoo fine lifeの時のように、上を向きながら歌っていた。
僕は勝手に宮本の心中を色々想像する。しんみりと。


M16 幸せよ、この指にとまれ
単純に前の「涙」との転調具合が心地いい。
スローテンポのバラードからアップテンポの明快な希望の歌。
「涙」はアドリブだと思いますが、この連曲は本当に素晴らしい。
この曲特有のまばゆいぐらいのライトが会場を包む。


打ち込みの音。これはあれか!
M17 悪魔メフィスト
相変わらず歌い方はちゃぶ台ひっくり返したようはちゃめちゃっぷりです。
うーん、これは好き嫌いいあるでしょうがまだ僕は二回しか聞いてないので
なんとも言えず。一度音程もリズムもしっかりしたこの曲を聞いてみたいとは思います。
ライトは観客に向けた「フラッシュライト」。
アウトロが心なしか短かったような。



大歓声の中メンバー退場。



アンコール。


拍手の中、メンバー再登場。宮本は白シャツ。
en1 Sky is blue
アンコールで一度少し落ち着いたテンションがまた燃え上がるように燃焼。
ラストのギターがカッコよかったです。


宮本「まだ行っても大丈夫?」
会場からは「もちろん大丈夫」「まだまだ行け!」。


en2 今宵の月のように
これは完成度高かったです。アンコールなのにこんなに声が出るか?と思ってしまった。
この模様をそのままテレビで放送しても大丈夫じゃないか。
そんなことを思ってしまいました。


en3 俺たちの明日
これは僕だけかもしれませんが、「あの日」から違って聞こえるようになってしまった。
ただ「がんばろうぜ」じゃなくて、絆を大切にした上でみんな頑張ろうう。
年老いたらまたそれはそれで輝かしい未来が待ってるんじゃないか。
生で聞きながらそういうメッセージも含まれてるのかな、と今更ながらに思ってしまいました。
勿論会場は大盛りあがり、大歓声。
そりゃいつもこの曲では盛り上がるのですが、通常とは違った熱気というよりは熱狂に近いものを感じました。
隣の人は大声で歌っていて、もう僕の鼓膜がくすぐったかった(笑)。


ラストに「行くしかないぜエブリバディ!どうせやるならドンとだ」。


en4 笑顔の未来へ
迷いもなく、すぐにギターイントロが始まる。
この曲でもずっと宮本を見ていたのですが、集中力が高いという表現では済まされず「鬼気迫る」という日本語が浮かんできた。
笑顔の未来へ行こうという歌なのに怒鳴っている。
でもそれが全く不自然ではなく、本気で笑顔の未来へ行こうと思って、歌っている44歳の男がステージに立っていた。


en5 ファイティングマン
そのままのテンションでギターイントロ。
完全に宮本は「白眼を剥いた化ケモノ中年」になっていた。
会場がグラグラ揺れ、地震が来たのかと本気で思ってしまった。
でも多少の地震ならこの熱気ではね返せるんじゃないか、とめちゃくちゃなことを思った自分がいることも事実。
宮本が放ったパワーと、会場がそれに応えたエネルギーは
尋常じゃなかったです。
これは明らかに今までのエレカシライブでは感じたことがなかった…。
最後に「ドーンと行けよ!」と宮本。
メンバー退場。



正直、これで終わるんじゃないか、そう思った。
でも一筋の願いを託して拍手をする。
出てきてくれ、もう一曲でもいいからやってくれ。



宮本は、メンバーはステージに戻ってきた。
それはもう大歓声という言葉では表現しきれないほどの感激っぷり。
「本当に戻ってきてくれた」、こんな空気は会場全体に漂っていた気がする。


宮本は戻ってきたのはいいけれど、何をやるか迷っている様子だった。
会場からはさまざまな曲の名前が飛び交う。
前の列の方で誰かが「花男」と言った。
宮本がそれに合わせたのかは分からない、でもそれを受けたようなタイミングで石くんとトミに向って「花男」と声を掛ける。


en6 花男
もう熱狂なんてものじゃなくなってきた。
何か見えないエネルギーが宮本を中心に会場全体に渦巻いているようで宮本と一緒に絶叫している人も多数。
今まで何度も花男をライブで聞いてきたけれど、ここまで熱が上がっている花男はホンッとに見たことがなかった。
気づいたら僕自身も涙していた。
宮本もモニターの上に立ち上がり、二階席へ、一階席の人達へ下手すりゃ一人一人の眼を見ながら歌ってたんじゃないだろうか。
そんな「悪魔メフィスト」的な雰囲気が漂っていた。


今日は僕自身は殆ど歓声をあげなかったのですが、花男の終わりには「宮本!パワーをありがとう!」と声をあげてしまった…。
反省はしているけれど後悔はしてないです。


en7 四月の風
もう右肩上がりのテンショングラフを見事に描きながら大団円へと。
ここで「四月の風」だけれども、テンションは一向に落ちないどいころかまださらに上がっていく。
エレカシのライブでは合唱するような曲じゃないと思うんですが手を突き上げながら絶叫してる人多数。
こんなにロックな、熱狂を生む四月の風は体験したことがない。
さっきから「体験したことがない」ばっかり書いていますが本当にその通りで、今までのどんなライブよりも熱狂感が漂っていた。


それは宮本だけの力じゃないだろう。
お客さんの歓迎の熱気、「あの日」以来の様々な想い、宮本の、メンバーの気合い。
そういうものが様々に混ざり合って今日の熱狂が生まれたんじゃないでしょうか。



宮本は最後に「明日もまた、歩いて行こうぜ!」
「ドーンと行け!」と叫んで退場。終演。


ここまえで「燃え尽き感」があって清々しいラストは初めて。
むしろ「ここまでやってくれてありがとう、エレファントカシマシ」と心の底から思ってしまった。


宮本から余計な言葉はなかった。
けれど震災についての想いはセットリストから、またその歌声からビシビシと伝わってきた気がします。
男は黙って音を掻き鳴らし、歌を歌う。
そんな「全身全霊ロック歌手」宮本浩次の姿を今日、見が気がする。



退場のあと、ドリンクとしてお酒を飲んでいたら、会場入り口からワゴン車にパズルのように、使用された楽器が収まっていく。
あの「男」文字が貼られた楽器もあった。
普段ならそんな光景も別になんとも思わないんですが、今日は感慨深く見てしまった。
「ああ、この熱狂のあとに、寒い夜の闇の中淡々と撤収作業がなされてまた色んな人の沢山の期待と希望を詰めて、次の会場まで運ばれてさらに新しい感動を生むんだよなあ」としみじみと思ってしまい
詰め込み作業をしてる人に思わず「全国ツアー、頑張ってください」と言ってしまった。
言われた人も「え?俺に声援ですか?」という感じで一瞬困惑しながらもこっちを向いて「が、頑張ります!ありがとうございます」と言ってくれた。
そりゃ多分僕が逆の立場ならそんなリアクションしてしまいますよ(笑)。
でも楽器の撤収、移動作業を見ていたら何か言わずにいられなくなってしまった。
今日二度目の「反省はするけど後悔はしない」パターン。
でもやっぱりこれはごめんなさい。



色んな人の期待と希望を乗せてエレファントカシマシとスタッフの方々と楽器の日本中の旅がはじまっている。
そして各地で熱狂を感動を生み出して、「心に火を灯す」。


やっぱりエレファントカシマシは、ロックは、音楽は
希望と夢と熱狂の火種だ。
尊くてカッコ良くて熱くて、色んな人にパワーを与える。


死ぬまで歌ってくれ、宮本浩次
死ぬまで演奏してくれ、エレファントカシマシ
そして、パワーをありがとう。
この日の感動は一生忘れることはないだろうと、ライブ中から自問自答の末、確信しています。