エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

エレカシZepp Sendaiクイックレポ

セットリストはTwitter@saku_elekashiにアップしておきました。


アラバキ以来半年ぶりの仙台。ちょっと薄着で来たら寒い。
番号は500番台、センター宮本の10列目ぐらいで観戦。
仙台はゆるやかで、押されることもなく快適に見ることが出来ました。


緊張の中、メンバー登場。大歓声。
蔦谷さんが居ない五人で登場、宮本は白シャツ。


M1 脱コミュニケーション
声の出は東京と同じくらいか、テンションは高め。
動きや声が「ライブで慣れてきた」印象がありました。


M2 新しい季節へキミと
少しテンポが早め、「ここから始めよう」の部分を
「仙台から始めよう」と代えて歌って、当然大盛り上がり。


M4 あの風のように
「1、2、3!」で観客も手で「1、2、3!」とカウント、その光景が凄い。
終わった後に「ホームグラウンドのように迎えてくれてありがとう」と宮本。


M7 悲しみの果て
「丁寧に歌ってる曲です。まあみんあ丁寧に歌ってるけど」会場笑い。


ここでメンバー紹介。
「八百屋っぽいノリですね」と宮本、ここでも会場笑い。


M8 彼女は買い物の帰り道
始まる前に宮本が「CDをテープにして聞いて感動しちゃって」。
「初挑戦なんです」と。初挑戦と聞いて、今までライブでやってない曲かなと思ったら「彼女は買い物の帰り道」だった。
ライブが終わった今冷静に考えると、曲作りのスタンス、つまり女性目線で曲を作って歌うというのが宮本にとって
初挑戦だったという意味かな、と思いました。
全体的にいい出来だったのですが、高音部分の声がちょっと出てなかった。
そのまま曲は終了。これでもいいかな、と思っていたら宮本がマイクに向かいだして
『「泣かない私は…」ですよね』とちょっと声が出てなかった所を訂正する。
こちらはワンフレーズだけ歌い直すのかと思っていたら、そのままソロの弾き語り形式でほぼ最後まで歌ってしまった。
しかもオーディエンスからは弾き語りに合わせてリズムよく手拍子。
それをじっと見ていた僕の左前の女性が泣き始める。
僕からすると、左に泣いている女性、右にはソロで一生懸命歌い直す宮本。
その光景を見てたらこちらが泣けてしまった。
「本編」でも泣かなかったのに、このやり直しではすぐ涙が。
このやり直しの部分を含めて「カノカイ」が今日の個人的ベストアクトでした。
間違いないです。今年見てきたエレカシライブでもベストなんじゃないかという光景。
本当に素晴らしかった。これだからエレカシライブはやめられない!


M11 何度でも立ち上がれ
このシリーズからやってくれて本当に嬉しい!
ただちょっと歌詞間違いがありました。


M12 歩く男
相変わらず日比谷野音の「人間って何だ」のイントロでした。
最初にトミを煽って演奏開始、観客ノリノリ。
曲中に「一つも見つからない!」との絶叫。
コーラスの「秋の夕暮れ!」「春の夕暮れ!」「夏の夕暮れ!」。
先生、肝心の冬忘れてますって(笑)。
お客さんに向かって「1、2、3、4」のカウント。
ラストには「歩こうぜ!」「歩いて行こうぜ!」の力強いメッセージ。


M13 星の砂
客席に向かってピックのようなものを投げてたようです。


M14 旅
「大事な曲です」と言ってスタート。
途中からの転調部分がキレイに決まって素晴らしかった。


M16 さよならパーティー
最初の「消えないココロの古傷に…」だけで感動。
なぜだか僕が行くライブだと高確率でやってくれる。
半年前のアラバキでもやってくれたなあ、とあの光景をぼんやりと思い出す。
会場ノリノリ。当然僕もノリノリ。


M18 男は行く
成ちゃんのベースが映えていた。カッコよかったなあ。
「可愛い奴らだ!」と会場に向かって叫んでいた(笑)。


ここで本編終了。投げキッスをして宮本退場。



アンコールを待つ間、右のほうから絶叫が聞こえる。
最初は何を言っているかわからなかったけれど、どうやら
「ロックンロール!」とずっと叫んでいるお客さんが居たようです。


アンコール、宮本は黒シャツ。
EN1 風に吹かれて
しんみり聞いてしまった。名演奏に名ボーカル。


EN2 夜の道
演奏前に宮本が曲の解説をしていた。
「石くんが…」。すると右のほうから宮本の解説に被せるように
よくわからない絶叫。さっきロックンロールと叫んでいた人と
同じ人だったようです。
こちらとしては宮本の解説が聞きたいのに聞けない、それに宮本も苛立って
「ウルサイ!」、ただその後のフォローもしていた。
「ありがとう、気持ちは伝わってきているよ。
ただ人の話が終わってからにしようね」。
昔の宮本ならここでブチ切れて帰ってもおかしくない状況。
宮本も大人になったなあ、としみじみ思ってしまいました。
肝心の言いたかった曲解説は聞けず、それが残念、心残り。
「夜の道」自体は宮本がパイプ椅子に座ってしんみりと歌っていて
こちらも完全に聞きいってしまいました。凄く良かったですね。


EN3 習わぬ経を読む男
宮本の声がよく出ていた、いい意味でのキレモードに入ったような展開。

曲終わりに「石くん、合間合間に俺の方見るのやめなさい」
「不安になるとこっちの方を見る」会場笑。


EN4 デーデ
会場大盛り上がり、僕が前の方で見てたせいかもしれませんが
東京より盛り上がってた気もします。
宮本も上機嫌。股間に手をやってやたらセクシーというか
小学生レベルのエロさでした(笑)。


EN5 ガストロンジャー
このテンションなのでまた盛り上がる。
仙台すげえなと心の中から思いました。


宮本「今日は俺がみんなから元気を貰いました!
まあお互い様なんだろうけど」
こんな台詞が出るということは相当上機嫌な証拠。
でも、もしかしたら終わってしまいそうだったので僕も思わず
宮本に向かって「まだやってくれ!」と叫んでしまった。


宮本「ファイティングマン!」
EN6 ファイティングマン
超絶の盛り上がり、この中に自分が居れる幸せを
単純に感じてしまいました。
宮本も左右に動き回る!
ラストは左前のお客さんが紙吹雪を撒いてキレイに終了。
メンバー退場。


これはあくまで僕の経験則ですが、まだやるかどうか
スタッフサイドは迷ってた感じがあります。
というのも終わるのが既定路線ならば客電もすぐ付くのですが
今回は一分は照明が暗くなりっぱなし、期待を抱く。
宮本が走って「サンキューどうもありがとう!」とやってくれるんじゃないかと。



・・・けれど間を置いて無念の客電ON。
冷静に見直すと24曲という、最近では結構な曲数をやっていた。
あまりに上機嫌で流れるような進行なので気がつかなかった。


ライブハウスを出ると、テンションが上がって火照った熱い身体に
東北の冷たい風が当たる、でもライブ終わりにはそれが心地良い。
「いいものを味わったなあ」と心底思いました。


ブログを読んだ顔見知りの人何人かに「犬は連れてこなかったんですか?」と言われました(笑)。
犬に合う白シャツと黒ズボンがありませんでした(おい)。
仙台銘菓「萩の月」を買って新幹線へ。iPhoneと外付けキーボードを接続して熱気がさめやらないうちにレポート書いています。
(注・そして帰宅後加筆、修正しました)。


僕は今後のライブも、カウントダウンも行く予定はないので、これが今年最後のエレカシライブでした。
仙台という、東北ではあるけれども東京に近いので、東北の人と東京の人と
(僕なんかは福島出身の東京在住というまさに「あいだの人」だったりする)が
「混じり合って」(C)『歩く男』、いい熱気を醸し出して、それが宮本にも
伝わって熱気のあるテンションの高いライブが出来たのかな、と思いました。
さすがに東京ほどではないですけど、宮本も「第二のホームグラウンド」と言っちゃうほど好きなようですしね。
また来年のアラバキやツアーで仙台でライブがあるようなら是非来たいです。


さらば仙台、ありがとう仙台。超ありがとう、宮本浩次エレファントカシマシ
ヒラマミキオさん、スタッフの方々、今日お会いした皆様、です。



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