エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

宮本浩次、GROOVE LINE Zに出演(秋編)

出ました。前回に出たのが4月末だからもう半年近くたってるんですね、時の流れは早い・・・。


相変わらず意訳で、前回に引き続きピストン西沢さんは「ピ」、宮本浩次は「宮」で。


ピ「出たー、ミヤモトヒロジー
宮「こんばんは、よろしくお願いします、宮本です」
ピ「僕は個人的には宮本さんとは仲良くて遊んだりしてる訳ですけど」
宮「今ちょうどレコーディングが佳境に・・・」
ピ「いやどうしたんですか財布を出して(笑)」
宮「財布を出したら格好悪いかなみたいな・・・」
宮「ちょうど今、歌詞を佳境でやっております」
ピ「まだレコーディング終わってないんですね?」
宮「そうなんですよ、来月にアルバムが出るんですけど」


第一印象は「声、艶可愛いなあ」というもの。
前回と同じくradikoで録音したんですが、まあとんでもなくクリアに聞こえて
音質を上げて録音してヘッドフォンで聴いてると、すぐそこで話してるような
印象さえ受ける。またラジオで宮本の肉声を聞くのが半年ぶりというのも
大きいんでしょうけど、凄く声が艶やかにまた可愛く(笑)聞こえる。


ピ「三ヶ月連続リリースの第二弾ということで来てもらったんですけど
早くもその第三弾の話になっているという」
宮「バンドを長くやってるんですけど、二十何年目で地に足が着いてきた感じがします。
こないだも四人で合宿に行ってきて、富士山の所のスカイラインという所に行って
夜中に鹿が二頭いて、可愛いもんですね、でかかったですね」
ピ「そんな大自然の中で合宿をやってるんですね?」
宮「恒例みたいになってて、アルバムのレコーディングの前には四人で行くみたいな」
ピ「高校生の時からずっとやってるんじゃないですか?それを二十何年間もやってるというのは
なかなかねえ。新しいことを常にやる人も居れば、同じメンバーで二十何年間もやるというのは
人それぞれですけど、ほんっとに両方とも大変だと思うんですよね」
宮「そうですね、やり方がありますね」
ピ「それでシングルが『いつか見た夢を』、これいつぐらいに作った曲ですか?」
宮「俺ホントにしみじみ思ったのは、曲作るの好きなんですよ!
世の中には色々沢山楽しいことあるんですが、何よりも家で曲を作るのが好きなんですよ!」
ピ「色んな人が居る。俺が一番好きなのが、自分のために自分が聞く奴を作ることなんですよ。
でも結局自分で曲を作るっていうのは珍しいんですよ」
宮「あーそうですか、うーん」
ピ「これは随分前の曲なんですか?」
宮「そうなんです、『いつか見た夢を』は二年ぐらい前の曲なんですけど
メッセージっていうか『いつか見た夢を正夢にしよう』ってのは神保町のバス乗り場で
ずっとノートっていうかメモ用紙とペンを持ちながら書いてるんですが、何度も何度も
神保町を通って、駅前のところで・・・。
それで「いつか見た夢を正夢にしよう」って、でも勇気がない・・・。
でも何にも変わってないんですよね、年齢は経てるんだけれども
いつかでかい男になろうみたいな野望はあるんだけれども、何にも変わらない。
相変わらず神保町で書いてて、歌詞を一生懸命パパッと」
ピ「深いな!」
宮「それでその・・・、いやいや深くはないんですけど」
ピ「いや自分の人生が投影されてるわけでしょ」
宮「まあそうなんですよね、繰り返し繰り返しの中でいろんなドラマがあって
楽しいことも色んなこともあるんだけども、相変わらず「いつか見た夢を正夢にしよう」と
してるところがあって、まあみんなそうだと思うんだけども」
ピ「いやそんな(以下聞き取れず)」
宮「ほんとにありがとうございます」


先生相変わらず神保町ですか!
「バス停」というフレーズが出ると、頭には「雨の日に・・・」のような情景が浮かぶ。
その時のインタビューでは「日常をそのまま歌詞にしてしまって申し訳ない」とか
言ってましたけど、宮本目線の何でもない日常を、しっとりとしたメロディに乗せた
「雨の日に・・・」は当時40歳ぐらいの宮本浩次の心理がそのまま表れていて面白い。
ってなんで「雨の日に・・・」の話になってるんだ。ラジオでは「いつか見た夢を」がオンエア。


ピ「エレファントカシマシだー、いつか見た夢を」
ピ「もうこのバンドは二十何年やってるけど、勢いは、爆発力は落ちないですよね」
宮「ライブって面白いもんで、演奏の上手い下手じゃないってことをしみじみ思って。
良くも悪くも反省したりすることがあって、27ぐらいの時には色々葛藤があって
みんなもっと演奏が上手くなりたいってのもあって」
ピ「分かる分かる、流行りもあるし、時代の」
宮(合宿の話をした後で)「バンドというのは鏡みたいな存在ですよね」


宮「ライブでお客さんが沢山いると、マイクがあるのに「なんでそこまでやるか」みたいに
会場が大きければ大きいほど大きな声を出すみたいなところがあるんですよね」
ピ「でも喉は基本的には強いんですよね?」
宮「多分強いんでしょうねえ、結構相当に酷使してるとは思うんですけどね」
ピ「レコーディングでもミキサーのレーンが泳ぐんだろうな、この人声がでかい〜って」。


この話を聞いてて、パワー・イン・ザ・ワールドのチッタ川崎でのライブを思い出した。
たまたま機材が沢山集まってるような所で見てたら、宮本のボーカルに合わせて
赤色のランプが上下するような機械があったんです。それ見てたら、すっごい勢いで
上下するんですよね、無音だとゼロなのに宮本が「でえぇええい」って声を出すと
瞬間的にそのレベルがMAXになって全然下には戻らないという。
面白くて何分間かその機械ばっかり見てました(笑)。
とにかく「音量の瞬発力」みたいなのは凄かった。


ピ「そういうレコーディングをした成果が「いつか見た夢を」
もう一曲これから聞いて貰う曲も入ってるんですけど」


ピストンさんは何気なく話してるけれど、話の内容からしてもしかして
「彼女は買い物の帰り道」がオンエアされるんじゃないかと思ってドキドキする。


ピ「今後の予定で行きますと、来月アルバムが」
宮「出ますねえ」
ピ「えーといつですか」
宮「多分11月だと思うんですけど、そのまだハッキリ決まってないみたいで。
多分俺の進行具合を見ながら的を探してるんだと思います」


もう来月ですよ先生(笑)、いつもそんな感じらしいけどギリギリですね。


ブートレッグサイトの紹介。
宮本が「エレカシブートレッグというのを、ピストンさんにですね」。
先生がブートレッグ、みたいなちゃんとした横文字(?)を言うと
違和感があるというか、口から出るんだ、みたいに感じてします。
春にこのラジオに出た時に「ブログ」って言葉が出ただけで驚いちゃうのが
僕の宮本に対する横文字やITに対するイメージです(笑)。
イメージとしては、ちゃんと言い間違わないように、忘れないように手元に
台本かメモに「ブートレッグ」と手書きで書いてるイメージ、あくまで想像ですので(笑)。
リミックス音源は今日作るとピストンさん。そしてツアーの紹介等々。


ピ「じゃもう一曲紹介してください」
宮「はい、「彼女は買い物の帰り道」」
ピ「それではエレファントカシマシ宮本浩次が来ました。また来て下さい」
宮「はい、ありがとうございました」
ピ「期待しててね!頑張るから。お疲れ様でした」


そして「彼女は買い物の帰り道」。


これはラジオの後に一回だけ聞いて、ヤバイかも、と思っていたんですが
やっとゆっくり聞ける環境になって、また書き起こしようにじっくり聞いてると
「これは名曲・・・」。タイトルだけでは全然曲が想像出来なかったんですが
ロディアスなバラード。なんか自分でもビックリしてるんですが「歩く男」よりも
好きかも知れない、ぐらいのレベルで。オンエア時間は短いんですが繰り返し繰り返し
聞いてます。「歩く男」は「この野郎、今をドーンと行け」という宮本節炸裂だとすると
「彼女は買い物の帰り道」は宮本が女性目線で「帰り道」から「人生」を振り返る
ほんわかと暖かい、本当に暖かいメロディと歌詞。
今の変な時間(深夜二時)に書いてるせいもあるかもしれませんが、目から汗のようなものが・・・。
もう「うわー、なんだこの曲・・・」と手に口を当てて何度もリピートしてる状態。
オンエア時間も短いので、聞けるだけ頑張って歌詞も書いてみます。

彼女は買い物の帰り道 誰かを想ってふと立ち止まり
真っ白に流れる浮雲に 目の前を過ぎて行く 小さな頃の思い出たちと
今を生きてく自分の姿重ねる でも私は誰かを愛してる


投げやりな時間だけが過ぎる・・・

歌詞を書いててもなんだか信じられないというか、なんじゃこの名曲は・・・。
ここで言うとわずか四行の歌詞しか聴けてないのに、呆然としてしまう。


と、同時に本当に目から汗が。これは一般的に涙と言われるモノだ。


なんで俺泣いてるんだろう、と自分でもよく分からない。
一体何に対して泣いているんだ。この曲が凄いことは間違いない。
彼女への想いも溢れて来ているのか、宮本の声が胸にぐさぐさ突き刺さる。
でもきっとそれだけじゃない、数日前に宮本に疑念の念というか
「大丈夫か?」と思ってたことについての後悔なのかもしれない。
様々な想いが頭の中で渦巻いて滝のように流れている、そんな感覚。


もうね、これを読んでる方から
「オマエはアホか!バカか!数日前に何書いてるんじゃこの野郎!軽いのにも程があるぞ」と
散々に罵倒されるのを覚悟で書いてます。
もう何言われても罵倒されてもいいからこれだけ聞いてたい状態。
今までのエレファントカシマシの楽曲との比較が全く出来ないし
宮本が優しく「私」と言っちゃうのも衝撃的だけれど、言葉では表せない
様々な感情が溢れて止まらない。
ってこれを書きながらも繰り返し何度も何度も聞いては「なんだこの曲は・・・」と
頭を抱えて呆然としている状態。ナンダコノキョクハ・・・。
この記事も単にラジオ書き起こしだけだったはずが、完全に後半は
「彼女は買い物の帰り道」モードになってる。なんだこの名曲は。


え、と、頭が混乱してますがこれからコメントのレス返します。
そして明日(9日)からネットが出来ないどころかソフトバンクの電波も
届かない所に行くので、コメントの認証が大幅に遅れてしまいます。
たまには気張らずゆっくり生きましょう(自分に言ってる)。


彼女は買い物の帰り道・・・(そればっかりになってる自分に驚いてる)。