エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

愛すればこそ 俺は強く求めよう

ここのところの思いを正直に吐露してしまいます。
「最近、エレファントカシマシへの熱が落ちている、かも」。
新曲リリースラッシュだ、ニューアルバムだ、ツアーだ、夏フェス映像だ、と
情報が出まくっていて、とりあえず追っかけてはいるのですが
本当に「とりあえず追いかけている」感じ。


どうしたんだ、オレ、とばかりに周りのエレ友さんにそんな話を
してみると、「実は私も」という意見が結構多くて驚いてしまった。
中には「このまま離れるかも・・・」と言われたりで、何故か僕が焦る。


とりあえず自分自身はどうしてそんなにテンションが下がって
しまったのか、ここ数日自問自答してみました。


まず、新曲が思ったより心に響かなかった、というのがあると思います。
「明日への記憶」、スケール感はあるんだろうけど、心に、胸に突き刺さる
感覚がなかった。
この曲が好きな人には本当に申し訳ないのですが、曲としての理想を
高く高く持って行ったのに、内実が伴わなかったままリリースして
しまったんじゃないか、消化不良のまま出てしまったんじゃないか。
聞き手に「どうだ!」と力強く迫ってくるようないつもの宮本の迫力が
出ていないというか、肩すかしをくらってしまった印象。
思わず「高みを望んでは 破れゆくのが 僕の癖らしい」という
「地元のダンナ」のフレーズが頭に浮かんでしまった。



「いつか見た夢を」、これはこないだPVがオンエアされてほぼ完パケ版を
聞いたのですが、これもいまいち心に迫ってくるものがなかった。
初聞きは日比谷野音だったのですが、もうその時の印象を素直に書けば
(今書くなよ、という批判は甘んじて受けます、その時書けばよかった)。
聞いた時の第一印象は「どこかで聞いた歌詞ばっかりだ」。
散りばめられているフレーズが、今までの歌詞をトレースしているようで
新味がないというか、これで新曲として勝負するか?というのが率直な感想。
個別の単語や歌詞がどうこうというのもあるのですが、全体的に漂っている
「悪い意味でのデジャヴ感」を感じてしまいました。
下手すればこの曲の立ち位置ってなんなんだろう、と思ってしまう曲。
ひょっとしてレコーディングVerで化けてくるかな、とも思ったんですが
PVを見てもそんなに一変した感じはなかった。


「彼女は買い物の帰り道」については分かりません。
タイトルは衝撃的でしたけど、エレカシはタイトルと内容はリンクしないというか
「おかみさん」みたいなぶっ飛んだロックかもしれないので。
タイトルでテンション下がるってことはないです。そりゃ驚きでしたけど。


「歩く男」は相変わらず大好きです。
この歌詞に出てくる宮本の情景が目に浮かぶようで、また宮本節全開で
今のところ今年のエレカシベストソングです、アルバム出ると分かりませんが。
それを中心に、あとは「DEAD OR ALIVE」「町を見下ろす丘」あたりから
好きな曲を聞いてるのがこの頃のエレカシライフです。



僕の悪い癖なのですが、そうなると色々深く余計なことまで考えちゃって
「レア音源」「レア映像」も、そういうのはいいから真正面からドンと
音楽一本で勝負して欲しいと思ってしまう。
そりゃ今、全般的にCDが全然売れなくて、色々と特典をつけて何とか
シングルも買ってもらおう、ネットと連動的にやっていこうという
戦略は分かるのですが、なんというか「売り手」の過剰な前のめりっぷりに
引いちゃっている部分があるのかもしれません。
それ(特典云々)もいいけどまずは本線でガチッと戦ってくれよ、みたいな。
少なくとも特典を全面に出すというのは戸惑ってしまう。
僕が待っているのはレア音源よりもがなり立てるエレカシ宮本音源だ。



僕個人や、僕の周りのいくばかりのファンのエレカシに対する熱、テンションが
下がってるくらいなら、そんなのはエレカシの内でもごくごくごく少数なので
「他のファンはそんなことはない」てな感じで別に構わないんでしょうが
これがもし結構な範囲で広まってるとしたら、制作者、売り手サイドと
受け手、買い手サイドの歯車がちょっとズレてるのかもしれません。
多分僕が大げさに考えすぎなのでしょうけど。


ただ、何だかんだ言っても僕は勿論信じているんですよ、宮本浩次の力を。
ニューアルバムで、ツアーで、そんな落ち込んでる僕を杞憂に終わらして
「やっぱりエレファントカシマシだ、男・宮本浩次だ」となる展開を。
僕が心から後悔しながら「すまん、宮本浩次という男をまだみくびっていた」
「いつぞやはブログで下らない記事を書いて申し訳なかった」と思わせる日を。
男よ行け、男よ勝て!




そんな微妙なテンションの落ちっぷりとは無関係に特設サイトの準備は
進んでいます。プロの方に頼むとやっぱりデザインが違う。

上記画像はCOTTON CLUBの画像です、やっぱり上品ですね。
書いてあるテキストはまだまだ暫定版です。


ブートレッグは宝箱が出てきましたね。うーん・・・。
今のところブートレッグはオフィシャル壁紙しか見るべき所はないと思います。
今後もコンテンツ追加ということなので、これからでしょうか。



COTTON CLUBのスペシャルライブは上記のテンション落ちっぷりとは違って
凄くいい出来というか、僕が好きなエレカシらしさが漂っていると思うので
映像化してもらいたいと心から願います。



今回は思い切って、この所感じているエレカシの「ネガティブな部分」だけを
書いてみました。中途半端に書くよりは思いきって心の丈を出してしまえ、みたいな
感覚です。ただこれを書いたからといって別に何が変わるでもなく、「歩く男」を中心に
ニューアルバム、ツアーも期待してます。
この記事のタイトルに戻ってしまいますが、愛してるからこそ求めちゃうんだ、きっと。
(なにかこれだけ見ると恋愛のようだ)。
期待の裏返しというか、根本的には大好きなんだからしょうがない。
まだまだエレファントカシマシは僕らを酔わし続ける、そう信じたい。