エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシのファンブログ

Golden Slumbers

今日は午前中に友達と自宅で映画「ゴールデンスランバー」のBlu-rayを鑑賞。



いやー、何度見ても凄く良いんですよ。
原作を書いた伊坂幸太郎さんファンの友達も見終わった後に「これはいい!」と言っていた。
Blu-ray Discを買っちゃうかも、と(笑)。


僕の今までの人生の中での映画ベストテンに間違いなく入ってくる名作。


同時に、人生についても色々考えられる作品でもある。


私事ですが、僕も段々年齢をとってきて(まあブログ右側に生年も書いちゃってますが)
もうこの年齢になると、仕事も生活も、色んな面で路線変更もしにくくなってくるというか
「人生の進路」みたいなのが狭まってきてるなあ、というのを実感しています。
(ただ年上の方に「オマエなんてまだまだ若造じゃないか」と言われるとそれまでなのですが)。
老いを感じると言うことも出来るでしょうが、でも全然身体は元気なんですよ。
今の僕の年齢というのは、宮本浩次がエピックソニーとの契約を切られて
所属事務所の双啓舎も解散し、新しい事務所を探している時期と重なるんですが
その時期を振り返るインタビューで宮本も「当時は元気で、まだまだやれる。
そう思って色々探しました。給料がどうだとか(笑)」そう言っている。
(宮本が文豪と自分を重ね合わせるように、僕も宮本と自分の年齢を重ね合わせている)


音楽一本、バンド一本でやってきた宮本が30歳近くなって、さらに音楽の道を進んだように
もう僕も学生時代に学んだことを活かして、自分の専門領域をひたすらに進むしかない。
(勿論人生において路線変更しちゃいけないなんてことじゃなくて、個人的な話です)。
だから選択肢が狭まってるなあと実感すると同時に、自分の道を行くしかない。
追い込まれて腹を決めるじゃないですが、なんとなくそんな心境です。


ちょっと脱線気味ですね。映画の話だ。


ゴールデンスランバーは「首相暗殺犯に仕立てられた堺雅人演じる青柳雅春の
逃亡劇を描いた映画」と一般的には評されていて、それだけ見るとミステリーや
サスペンスのカテゴリに入るんだと思いますが、その実ミステリーではなく
本質的には「信頼」「人と人との絆」「学生時代の青春」をテーマにした映画だと思います。
主人公は逃亡するにあたって学生時代の旧友に助けられてて、その人柄ゆえに
また新たな人に出会って、そして助けられて逃亡をしている。
「人とのつながりを描いた映画」とも言えると思います。
(だからこの映画のレビューで黒幕や本当の殺人犯についての描き方が不十分、という理由で
 酷評しているのを見ると凄く違和感を感じる、ポイントはそこじゃないだろうと)。


自分もそれを見習うわけじゃないけど、周りの人を大切に、かつ全力で精一杯生きるしかない。
その結果の結実としてもしかしたら「勝利」が待っているかもしれない。
そんな想いを胸に、そうやって日々を大切に、毎日がラスト・ゲームと思って
ひた走るしかないんじゃないだろうか。そんなことを考えながら見ていました。


『過ぎ去った日々は戻らない。明日に向かって走る。それだけだ。』
宮本浩次著、「明日に向かって歩け」より。これも胸に突き刺さる台詞。
過去は振り返っても前には進めない、明日に向かって歩くしかない。



また主人公の青柳が車で逃げるシーンに合わせて、後輩役のカズ(劇団ひとり)が
こんなことをつぶやくシーンが印象的だった。

『Once there was a way to get back homeward』
『なんか、そんな気がするんですよね。今はもうあの頃には戻れないし。
 昔は、帰る道があったのに。いつの間にかみんな、年取って』

このシーンは純粋に泣けてしまう。
また今日一緒にこれを見たのが、学生時代からのサークルの友達で
毎年七泊八日の夏合宿、三泊四日の春合宿を繰り返した仲間なので
余計にそんなことが胸に突き刺さってしまった。
そうだった、昔は無邪気にそれこそ寝ないで勉強して、遊んでいたけれど
今は色々な重荷や責任を背負って、毎日どうにかこうにか過ごしているなあ・・・。


The Beatles Golden Slumbers」
Once there was a way to get back homeward.
Once there was a way to get back home.
かつて 道があった 懐かしい故郷へとつづく道が
かつて 道があった 懐かしい家へとつづく道が


年齢と、今置かれている環境と、映画「ゴールデンスランバー」を見て
そんなことを思いました。
これは原作本も含めて本当にオススメです。
エレカシの新曲が出る前に時間があったら見てみてはどうでしょうか。


ゴールデンスランバー
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最近の記事は長くて割と内容が重いですね、自分でも感じています(笑)。
もっとバカバカしいエレカシ記事を書ければと思うんですが、なんとなく今は
そういうムードなんだからしょうがないと割り切っています。
もうなるようにしかならないので、そのうちまたバカな記事を書き出すと思います。