エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

「ガストロンジャー幻Ver」と「シグナル」

エレファントカシマシの「クリップス2」を最初に見た時に思ったのは
「ガストロンジャー」のギンギラVerを「お蔵入り」にしちゃう潔さ。
見た方は分かると思いますが、セットにも結構お金かけてるだろうに
さらにCGまでふんだんに使っちゃって、派手に作ったのにそれを
あっさりと(かどうかは分からないけど)未使用にしてしまった。
折角作った監督さん達はどう思ったかは分からないけれど、恐らくは
東芝EMIに移籍して第一弾(真夜中のヒーローはここでは置いておく)で
レーベルもスタッフも気合いが入っていて、議論に議論の末、あの
「銀色PV」はお蔵入りにして、ライブVerが本番PVになった。
(奇しくもユニバーサルミュージック移籍第一弾の「俺たちの明日」も
 ディレクターズカットVerと称したもう一つのPVがありますね)。


僕はビジネス的にエレカシを見てしまうという悪いクセがあって
幻Verに比べればライブVerは全然お金かかってないなあ、と
どうでもいいことを思ってしまうんです(笑)。
勿論どっちがいいかは人それぞれだと思うんですけど、結果的には
ライブVerが世に出て、クリップスという形で幻Verも日の目を見た。
(今のように「CD+DVD」が当たり前の世界なら違う形になったかも)
でもお金をかけた割にはあんまり見られることのないPVですよね。



それとは好対照なのが「シグナル」のPVなんです。
「(多分)あんまりお金をかけてないのに大好き」という。
この曲はシングルにもならなくて、iTunes Store限定配信だから
プロモーションの費用も恐らくはそんなになくて、PVも質素な
作りになったんでしょうけどこのPVは素晴らしい。
テレビで一目見て「あ、これいい!」と思った記憶があります。


映像の多くは街の風景を淡々と撮影しているんですが
歌詞と映像が本当にマッチしていて、感動的。
またチラッとだけ出てくる野音宮本浩次の姿もいい。
(後半に出てくる「化ケモノ青年」を歌ってる姿がまた良い)。
一番最後の屋根の上からカラスが見つめているシーンも
「町を見下ろす丘」のジャケットと連動していて美しく示唆的。
なんというか監督やスタッフの方々が考えに考えて、そして
足で歩いてロケハンしまくって作った映像なんだなあ、というのが
映像からも垣間見えます。いい場所選んでますよ。
(殆どどこなのかわかりませんけど)。
時間があったら「エレカシPVロケ地巡り」でみやってみたいです。



二つのPVを見ていると、「PVはお金じゃないんだなあ」と
しみじみと思ったりします。
(別に幻Verの監督を批判してるわけではなく)お金をかけても
お蔵入りになってしまうPVもあれば、あんまり制作費を
かけなくても人(僕だけかもしれませんが)を感動させる
「シグナル」が出来たりと。


例えお金が無くても「心の花咲かせる、人であれよと」に
なるよう努力を惜しんじゃダメですよね。
たゆまずにドーンと行けよと。


改正著作権法もあり、PVは直には貼れませんが、どちらも
YouTubeで探せばあるようです。見ていない方は是非。



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それと2ちゃんで書かれていましたが僕のTwitterのアカウントは
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全然つぶやいてませんが、僕のことが嫌いじゃない人はお気軽に。
ご意見なども基本的にご自由に。


僕の文章力がないせいなんだろうけど、うまく真意が伝わりませんね・・・。