エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

雨ニモ負ケズ、エレカシ日比谷野音2009一日目

寒かった!(いきなりそれかよ)
僕もそうなんですけど、ライブは楽しめたけど
とにかく雨と寒さでそれを外に発散出来てないような。

もう「明日また会おう。今日は帰ろう、もう寝よう」ということで
さっさと着替えて帰途についてます。
レポも後ほど。



22時39分帰宅、ぼちぼちレポを書きます。


所用により17:30ごろカッパを持って日比谷公園到着。
こりゃ完全遅刻、いやでもエレカシは開始時間遅いからもしかしたら
間に合うかも、とほんのわずかな期待を持って行ってみると、なぜか
長蛇の列。思わず係の人に「開演5時半ですよね?」と聞いてみると
「そうなんですが、入場が遅れてまして・・・、申し訳ありません」
「いえいえ別に大丈夫です」と答えながら、不幸中の幸いと思う。
どうやら雨や物販で入場が混乱していた模様。


座席に到着、17:45ぐらいだったんじゃないだろうか。

隣の席の人のチラシ(画像参照)を見て、うわ、やっと
エレカシ日比谷野音DVD」という言葉が使えるようになるのか、と
しばし感激。でもカメラの台数が少ないし、2Daysのライブの
一日目の公演を映像にするとは聞いたこと無いのでおそらく
明日が収録日なんだろうな、と想像。
そんなことを思っていたら照明が暗転、メンバー登場。
以下セットリストはエレファントカシマシDBさんから頂きました。
チラシのぐちゃぐちゃ具合が今日の濡れっぷりを醸し出してます。



M1 「序曲」夢のちまた
これから来たか!
ロック系の始まりと思っていたら、エピックの浮世の夢より。
「最初と最後を当ててみよう」ではこれを予想した人は居なかったよなあ、と
頭の片隅で思う。
メンバーにプラスしていつものように蔦谷好位置さんとヒラマミキオさん。
石君は、あれ、丸坊主だぞ?パンチパーマじゃなかったのか!?
宮本の声はよく出ている印象。


M2 俺の道
これはイントロの瞬間に分かりますね。
最初の台詞部分もわりとちゃんと歌ってた気がします。
「俺の道を・・・」と気合いを入れて歌うところが相変わらず好きだ。
終わった後大きな声で思わず「宮本−!」と。


M3 女神になって
この曲は割と「ライブでやって欲しい曲」の上の方にくるんですよね。
大阪野音以来のようです。宮本が結構好んで歌う曲。


M4 石橋たたいて八十年
最初、トミの激しいドラム。そしてギター。
「もしや、まさか・・・」
ついについにの「石橋たたいて八十年」初披露!
途中の「各都市」は歌詞とは違って適当に歌ってましたね。
宮本も世界情勢に反応したのか(笑)、「平壌」は出なかった。
「東京、そして日比谷〜」で盛り上がる。
いや、聞けてよかった(泣)。
やるなら野音と思ってましたけど、今日聞けるとは。



M5 暮れゆく夕べの空
15年ぶりのライブ披露。
「10月ともなると夜になるのが早いですね、時間帯間違えたような」と宮本。
確かにもう真っ暗だ。ってか相変わらず寒い。雨が収まる気配は無し。
バックコーラスが蔦谷好位置さんとヒラマミキオさんだった、意外。



M6 悲しみの果て
ド定番、これを楽しみにしてるお客さんも多いはず。


M7 おかみさん
演奏前に「今日は古い曲からマニアックな曲まで色々用意してきました」的な事を。


M8 遁生
宮本、パイプ椅子に。
「23歳ぐらいの時に実家に暮らしてる時に火鉢を使ってたんだけど
火鉢の炭を消す時に風呂場で消すんだよね、水でザーッと、夜中の三時とかに。
それ見て両親は心配してただろうなあ・・・」的な事を。
この野音には宮本はじめメンバーのご家族も来てるらしいので
恐らく「立派になった宮本」を見て感慨にふけってるんだろうなあ、と
余計なことを色々と思う。
「長い曲です」と言って始まる。
僕は腕を組んで、じっと宮本を見つめて聞く。野音に来たという実感が湧く。


M9 何も無き一夜
宮本に集中してて気づかなかったんですが、この「渋エピックVer」の時は
蔦谷好位置さんとヒラマミキオさんはいなかったですよね?
やっぱり「4人のエレカシ」を再現したくてそうなったんですかね。


M10 いつものとおり
個人的に僕が好きな曲です。
「いつものとおり」を何度も繰り返すのがチクチクと痛快。


M11 珍奇男
またもやパイプ椅子に座って、いきなり演奏し出す。
やっぱりこれを聞くと「エレカシのライブに来た」と思っちゃう。
照明がまた良くて、なんというかキレがあるというか
展開展開でキチッと決めてくれて嬉しい。
もちろん演奏も歌もよかったですよ。


M12 生命賛歌
隠れた「野音の常連」。もう文字通りパワー漲る曲で
僕も拳突き上げちゃうんですよね。
下を向きながら「世俗の進行の権化」と力一杯歌う宮本が好きだ。



M13 武蔵野
これこそ自他共に認める「野音曲」。
僕から宮本の顔までは見えなかったけど、今年も泣いてたんだろうか?


M14 季節はずれの男
最初は「どこかで聞いたギターイントロだな」と思ったけれど
まさかそれが「季節はずれの男」だとは思わなかった。
6年前の「俺の道ツアー」以来の披露。
もうこれをやってくれた宮本にひたすら感謝。
これを聞きながら、6年前上京して慣れない街、慣れない人相手に
色々と必死に頑張っていた毎日を思い出す。
「朝起きて、俺は一体何しよう・・・」リアリティ溢れる歌詞。
また照明がね、宮本を照らす照明が雨で滲んでるんですよ。
それを斜めから見てるだけで泣きそうになってしまった。
僕的には今日のベスト選曲です。間違いないです。


M15 きみの面影だけ
「こないだ見つかった古い新曲です」と宮本。
iTunes Storeでこの曲だけ買って20回ぐらい聞き直しました。
ライブだと蔦谷さんのキーボードが栄えますね。
その当時にいかにも作ってそうな曲だなあ、と思いました。



M16 ジョニーの彷徨
何処からか打ち込み音が聞こえてくる。
ああ、こっちのほうのジョニーかあ。
先進的な曲ですよねえ。それがライブでも演奏出来るんだから
打ち込み技術(?)はすごい。



M17 地元の朝
「今、俺は43歳なんだけど、37歳(38歳かも)ぐらいの時に
作った曲です」と宮本。
結構歌詞間違えがちだったような・・・。
でも気持ちは伝わってきました!
「身体の全部使い尽くして死にたい」の所でグッと来る。


M18 シグナル
誰かのバンド名とアルバム名をあげて「そんな曲を作れたら」と
思って作ったそうですが、音楽に疎い僕はさっぱり分からず。
でもこの曲は大好きなので良かったですねえ!
「雨の」「ビルの狭間の日比谷の」「真っ暗な夜」によく栄えました。


M19 OH YEAH!(ココロに花を)
エレカシには失礼ですが)思ったより良かった!
いやもう個人的に最近色々ぶつかっては悩んで、の繰り返しだったので
「戦うために生きて行こう!」と素直に歌う宮本を見て
「ああ、もう行くしかないな、どの道、なるようになるさ」と
心の中で深く思ったのも事実。
アルバムで数え切れないくらい聞いたのに、ライブで聞くと
歌詞の内容まで違って聞こえてくるから不思議だ。
やっぱりエレカシはライブだよなあ。


M20 ハナウタ〜遠い昔からの物語〜
「みんなに捧げる祝福の歌です」と宮本。
「季節はずれの男」がベスト選曲賞なら、今日のベストアクト賞はこの「ハナウタ」です。
もう6人がうまく噛み合って歯車がぐるんぐるんまわって、それが素直に
こちらにも伝わってきて本当に良かった。
この時ばかりは寒さを忘れて単純に楽しみました。
「おし、俺の結婚式には絶対この曲使おう」とか思ってましたね(笑)。
本当に素晴らしかった。単純に比較できないでしょうが、僕としては
武道館より良く聞こえました。演奏し慣れたというのもあるんでしょうが。


M21 FLYER
「男」の歌。「約束」の歌。
会場全体が一つになるというか、そういうパワーを持った曲ですよね。


M22 ガストロンジャー
ド定番。こりゃ当然盛り上がる。
数年前の野音でこれをやった時宮本は「なんでアメリカは核を持ってていいのに
北朝鮮だとダメなんでしょうね?誰か教えて下さい」と文字通り
「宮本説法」をしてたことを思い出す。
今回はそういうMCはなく、アドリブも特になく歌う。
今日は割とMCは少なめ〜普通ぐらいだった気がします。
「胸を張って」で石君のお腹や胸を出してたのはいいんですが
先生、悪のりしてきて石君の乳首もいじりだす(笑)。
ったくもう、43歳っすよ。この二人、というかメンバーの関係は
その当時のまま止まってるんだろうなあ、と思う。


M23 ファイティングマン
「最初と最後を当ててみよう」で異常人気だった曲。
僕もあると思いました、ただ本編最後にもって来ましたねえ。
これも会場全体が盛り上がりました。


アンコール
M24 so many people
もう寒くてアンコールの合間にトイレに行きたかったのですが
そんなヒマもなく無情に(?)始まる。
これもライブでは盛り上がる曲で、うしろの方をぼーぜんと
見てたら盛り上がってましたねえ!


M25 やさしさ
これも地味に好きな曲。
ちょっと奇抜なイントロですぐに分かりました。
こういう「マニアックな曲」by宮本浩次、が聞けるのはやっぱり
野音ならではでしょうねえ。よかったです。


M26 今宵の月のように
見事スマスマでも披露された定番中の定番。
今日は月とは全く縁がなかったけれど、多くのお客さんが
望んでたであろう曲。声よく出ていました。


M27 笑顔の未来へ
この曲でしたっけ?イントロちょっと間違ってたというか
やり直したのは。
でもやっぱりここ数年のエレカシを代表する曲なことは
間違えなくて、やっぱり会場も盛り上がります。
「この曲も俺の結婚式に使おう」と思いました(笑)。


M28 Sky is blue
タイミングが意外というか、最初か最後だと思ってたら
ラスト二曲目で来ました。でも過去データ見たら結構ランダムな
順番でやってるんですね。
「好きな曲です」とは宮本。


M29 俺たちの明日
ラストに来ました。近年のド定番曲。
聞きながら、こないだ会った友達の顔やら、故郷の情景が浮かんできて
「宮本の術中にはまってるな」と自分で自分を苦笑です。
でも近年のエレカシが胸を張って世の中に「どうだ!」と問える
曲の一つだと思います。


「また会おう!」と宮本は退場。
「明日会おう!」と僕は心の中で答える(笑)。
時間を見ると結構な時間で、また入場の時もスムーズに行かなかったし
明日もあるだろうからこれで終わりだろうな、と思っていたら
照明もついて、終了の音楽も流れて今日はおしまいです。


荷物やらなんやらを入れたゴミ袋を持ってさっさと退場しようとしたら
「あ、やっぱサク君だ」と声を掛けられる。エレ友さんがすぐ後に
居たらしい。「宮本〜!って何回も言ってたでしょ」
ごめんなさい・・・、周りの人はうるさかったかもしれませんねえ。
一緒に帰りながら、「寒い」「DVD映像化」みたいなことを
延々と話す。そして「今日は飲みにも行かずに帰ろう!寒い!」と
明日の約束をして解散。ほんっとに寒いですって。
最後の方にも宮本が「風邪に気をつけてな〜」って言ってましたしね。


総括すると非常にいいライブでした!
雨と寒さはどうしようもなかったですが、選曲も見事でしたし
「エピックモード」の時に4人になった演出もよかった。
宮本の声もよく出ていましたし、丸坊主になった石君の
気合いのギターもよかった(席的に石君よりだった)。
「季節はずれの男」「石橋たたいて八十年」というレア曲を
やってくれて、また「きみの面影だけ」もやってくれましたし
初めて野音に来た方も大満足出来るライブだったんじゃないでしょうか。


しかし、しかし今年は明日もあります!
二日間行く人はまだ半分しか終わってません!
今日のライブ内容、また宮本の声の出具合からすると明日も
十分期待出来るのではないでしょうか。
また明日は(恐らく)DVD収録のためにクレーンカメラ等々が
入る可能性が出てきますねえ。


完全に僕の予想では、明日はガラッとセットリストが
変わってくるかなあ、と思います。
ライブDVDということで、多少売れ線の曲というか
今日でエピックを出して、明日はポニーキャニオンやらの
人気曲、例えば「風に吹かれて」「四月の風」とか
「翳りゆく部屋」とかの「売れるための曲」を出してきたり
するのかなあ、と思ってます。
完全な予想なので、24時間後には赤っ恥をかいてる可能性もあります(笑)。
野音DVD」ってことでさらにエピック色を強めてくる可能性も
ありますしね。大体エレカシの行動を予測すること自体が無謀(笑)。



天気予報を見ると、明日の夜ならなんとか天気は持ちそうです。
どうせDVDになるなら「会場総白装束状態」よりいい天気の方がいいですしね。


今回のMCは正直あんまり覚えてません。
「ここでこういうこと言ってた」ということをコメント欄で書いてもらえれば
追記という形で柔軟に書いていくのでよろしくお願いします。
また、明日は上記のように飲み会が入ってる上、「どうせDVDになるなら」という
半ば他力本願のため、レポは書かない可能性が大です。何かは書くでしょうが。


ささっとレポ書く予定が一時間もかかってしまった・・・。
只今23時45分、これから半身浴をして(笑)、風邪を予防します。
今日参加された方々は本当に風邪に気をつけて下さい。
もう本当に「冷たい雨」だったので、こういう雨は危ないです。


明日参加される方はちゃんと身体のメンテナンスをして
また明日ドーンと野音に集合して楽しみましょう!
そういう自分が結構危ない気がする。なんとか持てよ俺の身体よ。


ということで今日は解散!お疲れ様でした。
そしてありがとう、エレファントカシマシ
明日もドーンと行ってくれよ!