エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

理想のバンド像

今夜の話ですね。たまたまFMラジオが流れる環境があったのですが
エレカシ」と聞こえてくる。
なんだなんだ!と聞き耳を立ててみると、どうやらバンドを組んでいる
中学生が、パーソナリティのいきものがかり(多分)に音楽相談的な
ことをするような番組のよう。
(環境的に「静かに!」と言える所ではなかったのでじっくりとは聞けず)
それで、その件の中学生は「大人になっても同じメンバーでやっている
ウルフルズエレカシのようになりたい」というようなことを言ってました。
「この中学生、見る眼あるな」と心の中で膝を打つ。


その質問に対するいきものがかり(多分)の回答はあんまり聞くことが
出来ませんでしたが、確かにバンド組むならエレカシのようになりたい。


『中学・高校の仲間達とバンドを組んで、プロになって活動し続ける。』


書くだけなら簡単ですが、実際実現するとなると本当に「幸運と努力の積み重ね」だと
思います。
まずそんな簡単にプロになれないですからねえ。
エレカシの場合数々のオーディションを受けて高評価だったらしいですが
そこからしてこのバンドのレベルの高さが伺い知れます。
またデビュー後も双啓舎の綾部さんやエピックソニーの方々に見守られ
(月給8万円だけど)好き勝手に曲を作れたという環境。
「生活」という一歩間違えればビジネス的には破綻しかねないアルバムを
出してくれる懐の深さ。
その後エピックはクビになりますが、渋谷陽一さんや山崎洋一郎さんという
エレカシ業界復帰プロジェクト」によりポニーキャニオンから再デビュー。
そして東芝EMIに移籍しまたクビを切られるもユニバーサルミュージックという
レコード会社と出会い、またヒットを飛ばすという快挙。


石君なんか卒業文集にロックツアーで全国を回る絵を描くほどプロ願望が
高かったんですから、今のように43歳(早生まれだからまだ42歳ですけど)に
なってもシーンの最前線で現役のギタリストとして全国を回って
多くのオーディエンスの前でギターを弾けるなんて、本当に夢のような
人生を送ってるなあと思います。


売れてきたり、歴史が長くなったりするとメンバー間の仲に亀裂が入ったりも
しかねないですが、エレカシの場合はそんな話も全くなし。
(『噂』として解散の話が世の中に出たのは宮本がドラマに出た時、あくまで『噂』)
未だにツアーも四人で全国を回って、たまに宮本の趣味で古墳巡りをして(笑)
ライブになれば「仲が良いのに緊張感が溢れる」という素敵な空気が流れる。
メンバー同士はアイコンタクトで全てが通じるようで、余計な言葉は少ない。


なんだかエレカシを褒めちぎってますが、事実なんだからしょうがない(笑)。
いやでも、こんなバンドのファンになってラッキーだなあ、とつくづく思いました。



こうグズグズとした天気が続くと、10月の野音の天気ですら心配になってしまいますが
全国の農家の皆様のためにも晴れる時はカラッと晴れて欲しいですね。
リッスントゥザエレカシ、明日ぐらいは晴れてもいいじゃん。