エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシのファンブログ

37歳と41歳

9月24日の名古屋ELLでのエレカシライブで「覚醒(オマエに言った)」を
演奏したと聞いて,僕は実際にライブに行った人に「37になり〜のところを
41に言い換えて歌いました?」と聞いたら,「いや,37のままだったよ」
と教えてくれた。
僕は単純に,「あ,言い換えないんだ」と思ってしまった。
「さんじゅうなな(しち)」と「よんじゅういち」なら言い換えても
歌いやすいし,40歳を越えてオッサン化を自ら言う宮本浩次なら
てっきりその部分を「41になり〜」と歌うと思っていた。
「パワー・イン・ザ・ワールド」で「ここは幕張だ」と歌ったり
「四月の風」を「○月の風」に替えて歌ったりするので
今回もそのような感覚で替えると思っていた。


SHIBUYA-AXで二回,「37になり」を生で聞いて,その後のMCを聞いていたら
合点がいった。というか自分の思慮の浅さに恥ずかしくなった。


宮本曰く,37歳は色々と考えさせられる年齢らしい。
青春は終われど,中年にはまだ早い。
かと言って人生の中間点を過ぎつつある。
そんな年齢になったとき,ひどく動揺したらしい。
それは歌詞にも現れているような気がする。



「オマエに昨日の夜中話したことは
 別にオレが急に偉くなった訳じゃなく
 三十七なり。オレの青春は終わったけれど
 明日もあさってもオレはやって行くから

 ひとりでいる時には様々なことを考えようとしている
 偉大な人たちの考えを辿った気分になって

 オレの部屋には理解を超えた本と
 むなしい気分がつきまとってる
 感じろ 思え おのれ自身のココロで そんなことをオマエに話した」



この曲を最後に演奏したのは2003年の俺の道ツアー以来。
大好きな曲だけれど,何故今演奏したのかすぐには分からなかった。
でも,その後のMCと新曲を聴いてなんとなく分かった気がする。
宮本曰く,35歳ぐらいを越えると身体も厳しくなってくる。
でも,37歳を過ぎて40歳を越えたらまたやる気になってきた。
(40歳で「初老」と表現してしまうのもどうかと思うけれど)。
そして「なんとかなるぜ!俺が保証してやる!」とまで
言ってくれた。


次に,「ここまで来た到達点」として「桜の花舞い上がる〜」を
演奏した。この曲は歌詞もメロディも本当に秀逸で,年齢を
重ねても進化し続けて,このような曲を作ることが出来る
エレファントカシマシには本当に驚かされ,励まされる。


話を最初に戻ります。
宮本が「覚醒(オマエに言った)」の「37になり」を
「41になり」にして歌わなかったのは至極当然。
この曲は宮本浩次が37歳の時に作った歌であり,その時の心境を
思って今回も歌ったのであろう。
そしてそれを乗り越えた41歳の今の歌を聴いてくれ,という
想いだったのではないだろうか。


安易に「歌い替え」を希望した僕が恥ずかしいです,本当に。