エレカシブログ 俺の道

ロックバンド・エレファントカシマシ、宮本浩次ファンブログ

「エレファントカシマシ」というブランド

どうせここは「エレカシ歌ブログ」なので今日も書きます。


明日,Mr.Childrenのニューアルバム「HOME」が出る。
もう圧倒的に売れるだろう。あちこちのランキングを見ても
既にダントツでトップになってる。
何しろ僕が買うぐらいですから(笑)。


Mr.Childrenが日本の音楽界で最強の部類に入るのは周知の事実。
「日本を代表する音楽グループで,ラブ&ピースを歌う
 メガヒットを連発するバンド」というブランドを確立している。
その音楽はもう大衆に受ける受ける。僕の周りにもファンは
数知れず。ライブのチケットは手に入らない(らしい)。


それに対し,エレファントカシマシはどうだろう。
一般の人がもつイメージは「頭をぐしゃぐしゃして意味不明なことを
ずっと喋り続ける宮本というヘンな人がボーカルをやっている
『今宵の月のように』やヘンに怒鳴ってる曲を出した(ガストロンジャー)
ロックバンド。最近テレビで見ないけど今も活動してるんだっけ?
最後の一行は本当に悔しいけれど,そう思ってる人が多いのも事実。
じゃあエレファントカシマシは日本の音楽界においてブランドを
確立していないのだろうか?
ここでは「ブランドを確立する必要」についてはとりあえず置いておきます。


「ブランド」とは・・・


ブランド【brand】

〔原義は「焼き印」の意〕
(1)商標。銘柄。
(2)会社・商品・サービスなどについて,他と明確に差別化できる個性(イメージ・信頼感・高級感など)。
経営・販売上の戦略として構築・管理される。「―-イメージ」
(3)(2)のような個性を確立している会社・商品・サービスなど。「―-ショップ」「―品」
 三省堂「デイリー 新語辞典」より


『他と明確に差別化できる個性』という一文を考えれば,もうエレカシ
右に出るバンドはないんじゃないか,と思ってしまう。
結成以来25年,全くメンバーは変わらないし,逆に結束は強くなっている。
宮本浩次の書く歌詞は日本においては良くも悪くも「孤高の存在」に
なっているし,レコーディングの話を聞いたり見たりするだけでも
他のバンドとは明らかに違う「手作り感」がある。またそれが
リアルにファンに伝わってくる。
ライブになってもそれは変わらない。
開演までは異常に緊張するし,宮本の機嫌やテンションはそれこそ
日替わり。それによって最高のライブになったり悲惨なライブにも
なったりする。2002年のSHIBUYA-AXでイラついた宮本がトミに向かって
マイクを思いっきり投げつけた光景は今でも忘れられない。
(まだあの時はファンになって間もない頃でしたから)。


エレカシというと宮本だけに注目しがちだけれど,他のメンバーも
凄い。むしろこの四人があって初めてエレファントカシマシ,という
バンドの音楽が完成されるんじゃないだろうか。


石くんは「宮本の相棒」であり,40歳を超えて,宮本にイジられても
めちゃくちゃいいギターソロを弾いちゃったりする。
ダンディな成ちゃんは寡黙にベースを弾いて,レコーディングで
宮本がワケの分からないことを言っても,大人の対応をする。
エレカシにおいて「隠れたエース」的な存在なんじゃないだろうか。
トミは上のようなことが起きても別に何ということもなく
逆にそれを糧としてドラムをガムシャラに叩く姿は文句なく格好いい。
病気で倒れたときも「死んでもライブをやる」と言った心意気はもう
ファン泣かせ。
「町を見下ろす丘」のレコーディングの時,「ミヤジってすげーな」と
言ったけれど,結成以来25年経ってその言葉が出てくるトミが凄い。


と,長々長々と書きましたが,エレファントカシマシは日本の音楽界において
間違いなくブランドを築いています。これはもう唯一無二。
あとはこのブランドがもうちょっと売り上げに結びついてくれれば,とは
思います。このとてつもない楽曲群が一部のロックファンにしか知られていない
というのはあまりに悔しい。歯がゆい。
幸いにもその辺は事務所と新レコード会社のユニバーサルミュージックが色々と
頑張ってくれるみたいなので,今年は「売り上げ」というリアルな面で
飛躍しそうな予感です。ヘンにテレビに露出するとかいう意味じゃなくて。
エレカシが作り出す音楽への潜在的需要は絶対にあるんです。
これは僕が確信を持って言えます。


でも,あんまり売れるとチケット取れなくなりそうで複雑です(笑)


兎に角,「さあ!!立ちあがる時だ。」(C)宮本浩次,なのです!